金鯱賞(G2)2023年3月12日(日曜)中京競馬場 芝2,000mの競馬レース結果見解
本日は「金鯱賞(G2)」でのレース見解となります。
金鯱賞(G2)2023年3月12日(日曜)中京競馬場|出走馬
1.アラタ 横山典弘
2.マリアエレーナ 松山弘平
3.ハヤヤッコ 幸英明
4.ディープモンスター 団野大成
5.ワンダフルタウン 和田竜二
6.ルビーカサブランカ 西村淳也
7.グランオフィシエ 坂井瑠星
8.バイオスパーク 森泰斗
9.ポタジェ 岩田望来
10.フェーングロッテン 松若風馬
11.ヤマニンサルバム 浜中俊
12.プログノーシス 川田将雅
金鯱賞(G2)2023年3月12日(日曜)中京競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 12番 プログノーシス
2着 10番 フェーングロッテン
3着 1番 アラタ
単勝
12 250円 1番人気
複勝
12 120円 1番人気
10 190円 3番人気
1 250円 5番人気
枠連
7-8 590円 2番人気
ワイド
10-12 460円 5番人気
1-12 680円 9番人気
1-10 900円 11番人気
馬連
10-12 1,250円 5番人気
馬単
12-10 1,680円 5番人気
3連複
1-10-12 4,420円 16番人気
3連単
12-10-1 14,340円 54番人気
金鯱賞(G2)2023年3月12日(日曜)中京競馬場|レース見解とポイント
金鯱賞は開幕週に開催されるレースなので、基本的には時計の出やすい馬場でレースが行われます。
ところが、今年の中京は土日ともに芝レースの時計がそこまで速くありません。
上がりをみても速くても34秒台で推移していることから、極端な高速馬場ではなく、むしろ力が求められやすい舞台だったのです。
さて、今年の金鯱賞で主導権を握ったのは大方の予想通りフェーングロッテンでした。
フェーングロッテンの1ハロンにおける時計を見てみると、
200m 12.7 (12.7)
400m 10.9 (23.6)
600m 12.7 (36.3)
800m 12.5 (48.8)
1000m 12.1 (1:00.9)
1200m 12.2 (1:13.1)
1400m 12.1 (1:25.2)
1600m 11.2 (1:36.4)
1800m 11.6 (1:48.0)
2000m 11.8 (1:59.8)
プラス2.0秒のスロー競馬に落としながら、ラスト3ハロンにおいて1ハロン当たり11秒台の時計で推移しています。
フェーングロッテンは上がり3ハロン勝負に引っ張って2着に入選しました。
また、3着には先行していたアラタが、そして4着は元ダート重賞馬のハヤヤッコが馬券に絡んでいることからも分かるように、今年の金鯱賞は時計がかかりやすい馬場でパワーが求められています。
例年とは全く違った舞台適性が問われたので、前日の芝レースの傾向からトラックバイアスを読み解くのが予想的中のポイントだったかもしれませんね。
なお、ここを制したプログノーシスは最後方からの追い上げで勝利しましたが、勝利の要因はひとえに地力の高さです。
目立たないだけで前走の中日新聞杯でも上がり5ハロン55秒台という常識では考えられない競馬を行うほど、ポテンシャルを秘めたのでここで勝てたのは特に驚きません。
大阪杯までのスパンこそ短いですが、状態が万全であればG1をつかめるだけの力を秘めている馬なのです。