脚質(きゃくしつ)
脚質は、競争馬がもともと持っている先天的なものです。
「逃げ、先行、差し、追い込み」の4つにパターン分けされています。
また、「大逃げ、まくり、自在」なども、変則的な脚質として競馬界では言われることがあります。
調教により変えることもできますが、生まれたときから、だいたいの馬は、もともとの得意な脚質があります。
脚質は、先天的なもの、血統により受け継がれていくもの、調教で変えられていくもの、とありますが、レースに出てくるまえに調教師やジョッキーの間で、どこに適正があるのか決められているので、その脚質に合った作戦でレースが進められることが多いです。
レースのペースによっても脚質によって有利、不利なものがあり、
差し馬、追い込み馬は
・スローペースになればなるほど不利
・ハイペースになればなるほど有利
逃げ馬、先行馬は
・スローペースになればなるほど有利
・ハイペースになればなるほど不利
という特性があります。
これは、ハイペースになればなるほど
「前崩れ(レース展開が早過ぎて前の馬達がバテる←飛ばし過ぎのケース)」
が起こりやすく、
スローペースになればなるほど
「前残り(レース展開が遅いので前の馬達に余裕が出る←余力が残るケース)」
が起こりやすいためです。
一方的な展開(超ハイペース、超スローペース)になると、
それだけ馬達がペースに左右されてくるので、荒れる展開が起こりやすくなります。
逆に一定のペースになると、ゲバ評通り、順当になりやすい傾向があります。
このように脚質とレースペースの関連はけっこう深かったりします。
こちらも詳しいことは「競馬の学校 5時間目」でお話しています。
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