朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)2020年12月20日(日曜)阪神競馬場 芝1600mの競馬レース結果見解
本日は「朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)」でのレース見解となります。
朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)2020年12月20日(日曜)阪神競馬場|出走馬
1.カイザーノヴァ 池添 謙一
2.グレナディアガーズ 川田 将雅
3.ビゾンテノブファロ 山田 敬士
4.ショックアクション 戸崎 圭太
5.ドゥラモンド 武 豊
6.ブルースピリット 藤岡 佑介
7.ステラヴェローチェ 横山 典弘
8.レッドベルオーブ 福永 祐一
9.テーオーダヴィンチ 浜中 俊
10.アスコルターレ 北村 友一
11.バスラットレオン 坂井 瑠星
12.ジュンブルースカイ 岩田 康誠
13.ホウオウアマゾン 松山 弘平
14.モントライゼ C.ルメール
15.ロードマックス 岩田 望来
16.スーパーホープ M.デムーロ
朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)2020年12月20日(日曜)阪神競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 2番 グレナディアガーズ
2着 7番 ステラヴェローチェ
3着 8番 レッドベルオーブ
単勝
2 1,750円 7番人気
複勝
2 320円 5番人気
7 170円 3番人気
8 130円 1番人気
枠連
1-4 1,520円 6番人気
ワイド
2-7 1,280円 14番人気
2-8 670円 5番人気
7-8 380円 2番人気
馬連
2-7 5,000円 16番人気
馬単
2-7 14,610円 42番人気
三連複
2-7-8 4,150円 10番人気
三連単
2-7-8 51,360円 129番人気
朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)2020年12月20日(日曜)阪神競馬場|レース内容
来年のクラシックへ向けて、第72回朝日杯フューチュリティステークスがスタートしました。
ちょっとバラついたスタート。
まず6番ブルースピリット、やはり出て行きました。
外からすっと14番モントライゼ、2番手に押し上げます。
11番バスラットレオン、4番ショックアクションが3番手・4番手。
5番手からは内から2番グレナディアガーズ、13番ホウオウアマゾンが行っています。
先団を形成。
その後7番ステラヴェローチェ、8番レッドベルオーブ、内から5番ドゥラモンド、外は15番ロードマックスが行きました。
外回りコース、3コーナーに掛かります。
内からは3番ビゾンテノブファロが行って、その後ろは12番ジュンブルースカイ、16番スーパーホープ、後方よりからは10番アスコルターレ、残り1000mを切っていきます。縦長の展開です。
3馬身差、後ろから2頭目1番のカイザーノヴァ、離れて最後方は9番のテーオーダヴィンチという隊列になっています。
3・4コーナー中間を過ぎますが、ここで先頭替わりました。
14番モントライゼ、6馬身ぐらい後ろを離して14番モントライゼが単騎先頭です。残り600m、4コーナーに掛かります。
2番手以降が徐々に差を詰めに行って、6番ブルースピリット。この外から接近、2番グレナディアガーズ、その後ろに4番ショックアクション、11番バスラットレオン、13番ホウオウアマゾンと続いて行って、8番レッドベルオーブは中団。
直線コースに向かいます。
14番モントライゼまだまだ先頭、リードが3馬身・4馬身。
2番グレナディアガーズ、このうちからは6番のブルースピリット、2・3番手から追って来る。
その外からは1番カイザーノヴァ。
中団外からは13番ホウオウアマゾン追い込んで、外から8番レッドベルオーブも追って来る。
残り200mを切りました。
前の争いは2番のグレナディアガーズがここで交わしましたが、外から一気に8番レッドベルオーブ、7番ステラヴェローチェも間から追い込んで来ているが。
2番のグレナディアガーズが先頭。
2番のグレナディアガーズが押し切ってゴールイン。
1着 グレナディアガーズ(2番)
2着 ステラヴェローチェ(7番)
3着 レッドベルオーブ(8番)
朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)2020年12月20日(日曜)阪神競馬場|レース見解とポイント
朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)は1949年に中山の1100m戦として創設され、2014年から現在の阪神1600m戦に移設されました。
以前は2歳牡馬唯一のGⅠということもあり、メリーナイス、サクラチヨノオー、アイネスフウジン、ミホノブルボンなどのダービー(GⅠ)馬を始め、マルゼンスキー、ナリタブライアン、グラスワンダーなど稀代の名馬も輩出している出世レースです。
今年の勝ち馬は7番人気の伏兵グレナディアガーズでした。
スタートを決めると出たなりで進み、前半は3・4番手を追走する展開。
前半の600mは33秒7と速い流れでしたが、4コーナー過ぎから徐々に進出すると残り200mで早くも先頭。後方から脚を伸ばしてくる馬もいましたが、最後までリードを保ち見事にGⅠ制覇。
新馬戦で圧倒的な支持を集めながら2着に敗れ、勝ち上がったのが3戦目となる前走でした。まだ成長途上ではあるものの、未勝利を勝ったばかりで重賞馬4頭を退けGⅠを制した力には目を見張るものがあり、来年以降に楽しみが広がる一頭と言えそうです。
2着に猛追したのは2番人気のステラヴェローチェでした。
スタートをまずまず出ると前半は少し行きたがる素振りを見せましたが、中団よりやや後方で落ち着いた同馬。
3コーナー過ぎから内ラチ沿いを上がり直線ではインコースを一気に伸びて来ましたが、上がり最速の脚を使うも勝ち馬に僅か届かず2着に惜敗。
極悪馬場で行われたサウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)を3馬身差で快勝し、デビュー3戦目で初の良馬場でのレースとなった今回。直線入口で外に出せないロスはあったもののゴール前で猛追した脚は本物であり、来年へ期待が膨らむ走りを見せてくれました。
1番人気に支持されたレッドベルオーブは、伸びきれずの3着止まり。
スタートを決め、前半は口を割ったりしながらも好位の7番手を追走する展開に。
4コーナーでもまだ追い出しを我慢するほどの手応えで、直線に向いてから一気に追い出しを開始しましたが前の2頭には及ばず、3着に上がるのがやっとの内容でした。
前走はレコード勝ちしたもののアタマ差と辛勝で、少頭数に加えこれと言った相手もおらず相手に恵まれていた印象も。
実際に負かした相手は今回8・9・11・15着と見せ場なく終わっていることから、今後も人気が先行するようなら危険な人気馬といった印象です。