ジャパンカップ(G1)2021年11月28日(日曜)東京競馬場 芝2400mの競馬レース結果見解
本日は「ジャパンカップ(G1)」でのレース見解となります。
ジャパンカップ(G1)2021年11月28日(日曜)東京競馬場|出走馬
1.ムイトオブリガード 柴田善臣
2.コントレイル 福永祐一
3.ブルーム R.ムーア
4.シャフリヤール 川田将雅
5.キセキ 和田竜二
6.グランドグローリー C.デムーロ
7.オーソリティ C.ルメール
8.ウインドジャマー 北村宏司
9.アリストテレス 横山武史
10.ロードマイウェイ 三浦皇成
11.シャドウディーヴァ 横山典弘
12.サンレイポケット 鮫島克駿
13.モズベッロ 池添謙一
14.ユーバーレーベン M.デムーロ
15.マカヒキ 藤岡康太
16.ユーキャンスマイル 藤岡佑介
17.ワグネリアン 戸崎圭太
18.ジャパン 武豊
ジャパンカップ(G1)2021年11月28日(日曜)東京競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 2番 コントレイル
2着 7番 オーソリティ
3着 4番 シャフリヤール
単勝
2160円1番人気
複勝
2110円1番人気
7140円3番人気
4120円2番人気
枠連
1-4530円2番人気
ワイド
2-7210円2番人気
2-4150円1番人気
4-7330円3番人気
馬連
2-7530円2番人気
馬単
2-7670円3番人気
3連複
2-4-7510円1番人気
3連単
2-7-41,780円2番人気
ジャパンカップ(G1)2021年11月28日(日曜)東京競馬場|レース見解とポイント
最初に馬場傾向からお話しすると、勝ったコントレイルの時計2.23秒7は近10開催のジャパンカップの勝ち馬の時計と比較すると下から数える方が速いので決して高速馬場ではありません。
かといって、極端に時計がかかっているわけでもないので標準的な馬場で開催されました。
レースはこれといった逃げ馬不在で、キセキが後手を踏んだため、横山武史騎手のアリストテレスがハナを切りました。
人気のオーソリティやシャフリヤールは先行、コントレイルは番手で競馬をします。
アリストテレスが刻んだ1000mの通過タイムは1.02秒2の超スローでした。
ところが、このあたりから最後方にいたキセキが大まくりを仕掛け、一気に先頭に立ちました。
キセキは1Fあたり11秒台後半のペースでレースを展開し、直線でも先頭をキープします。
しかしながら、さすがに早仕掛けが裏目にでて、残り400mあたりで一杯になり、最後は人気の3頭が台頭、コントレイルがその中から抜け出して完勝、有終の美を飾りました。
前半のペースだけ見たらスローで進行するように思えましたが、キセキが動いたことでペースがあがりました。
アリストテレスはスローに徹していましたがキセキが動いたためにペースが上がってしまい、それが仇となって凡走しています。
逆に、コントレイルは流れつつある条件の中でもじっくりと抑えつつ、直線で抜け出したことが勝因。
コントレイルだけ上がり33秒の末脚で勝ちきっていることからも分かります。
レース全体はスロー競馬ですが、キセキのマクリのために実際はロングスパートに近い競馬となり、消耗戦のような競馬となり、能力の高い馬が力を発揮しやすい舞台でした。
1着はコントレイルです。
ここをラストランに掲げていただけあり、文句なしの仕上げで、レースを見ても全く危なげのないレースでした。
相手関係を見たら前走の天皇賞(秋)のほうが手ごわかったかもしれませんが、それでも後輩ダービー馬のシャフリヤールや完璧に立ち回った東京巧者のオーソリティを抑えて勝ちきれたのは評価したいです。
福永騎手もコントレイルの強みを最大限に引き出す競馬ができ、見事な競馬でした。
2着のオーソリティもベストな立ち回りで、キセキのマクリにも動じず、勝利をもぎ取ろうという執念が垣間見れました。
勝ち馬が強かったですがベスト騎乗でした。
3着のシャフリヤールも健闘しましたが、ダービーが軽い馬場だったので、もっと時計の出る馬場だったらよかったでしょう。
この馬は馬場に依存するタイプですね。