第37回 マイルチャンピオンシップ(GⅠ)2020年11月22日(日曜)阪神競馬場 芝1600mの競馬レース結果見解
本日は「第37回 マイルチャンピオンシップ(GⅠ)」でのレース見解となります。
第37回 マイルチャンピオンシップ(GⅠ)2020年11月22日(日曜)阪神競馬場|出走馬
1 ベステンダンク 藤岡 佑介
2 レシステンシア 北村 友一
3 ケイアイノーテック 津村 明秀
4 グランアレグリア C.ルメール
5 メイケイダイハード 酒井 学
6 ラウダシオン 武 豊
7 アドマイヤマーズ 川田 将雅
8 インディチャンプ 福永 祐一
9 カツジ 池添 謙一
10 ブラックムーン 幸 英明
11 スカーレットカラ 岩田 康誠
12 アウィルアウェイ 藤岡 康太
13 タイセイビジョン 石橋 脩
14 サウンドキアラ 松山 弘平
15 ペルシアンナイト 大野 拓弥
16 ヴァンドギャルド 戸崎 圭太
17 サリオス M.デムーロ
第37回 マイルチャンピオンシップ(GⅠ)2020年11月22日(日曜)阪神競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 4番 グランアレグリア
2着 8番 インディチャンプ
3着 7番 アドマイヤマーズ
単勝
4 160円 1番人気
複勝
4 110円 1番人気
8 190円 3番人気
7 200円 4番人気
枠連
2-4 370円 2番人気
ワイド
4-8 280円 2番人気
4-7 320円 3番人気
7-8 830円 9番人気
馬連
4-8 620円 2番人気
馬単
4-8 790円 2番人気
3連複
4-7-8 1,610円 4番人気
3連単
4-8-7 4,480円 10番人気
第37回 マイルチャンピオンシップ(GⅠ)2020年11月22日(日曜)阪神競馬場|レース内容
スタートしました。
ほぼ揃って出ました。
先行争いやはり早い2番レシステンシア、1馬身抜けていきます。
追って6番ラウダシオンが2番手。
3番手に1番ペステンダンク、4番手7番アドマイヤマーズ、間4番グランアレグリア、今日は5番手先団の追走です。
1馬身差9番カツジが行きました。
その後ろからは8番インディチャンプ、5番メイケイダイハード、内11番スカーレットカラー、外に13番タイセイビジョン続いて行きました。
外回り3コーナーのカーブへとかかって行きます。
その後ろには2馬身差で16番ヴァンドギャルド、14番サウンドキアラ、後方にかけて12番アウィルアウェイ、後ろから4頭目17番サリオス。
3馬身開いて10番のブラックムーン、15番ペルシアンナイト、1番うしろ3番ケイアイノーテックという隊列になっています。
半マイル通過46秒ぐらい。
これから4コーナーのカーブ。
先頭2番レシステンシアですが差が詰まってきました。
追ってくる6番ラウダシオン2番手から並びかけに行きます。
その外からはアドマイヤマーズ3番手から接近していて、その後ろカツジ、好位インコースに依然としてグランアレグリア並ぶようにインディチャンプ。
直線コースに向かいます。
逃げる2番のレシステンシアですが、並びかけに行く6番のラウダシオン。
その外に持って行ったアドマイヤマーズ、インディチャンプ、馬群の間を狙うかグランアレグリア。
内を狙ってスカーレットカラー上がってくる。
外からサリオス、サウンドキアラ併せるように追ってに100mを切りました。
わずかに先頭ここで8番インディチャンプ。
外からグランアレグリア内を狙ってスカーレットカラー、アドマイヤマーズも伸びてきているが、先頭4番グランアレグリアが1馬身抜けた。
グランアレグリアゴールイン。
2番手8番インディチャンプ、3番手7番アドマイヤマーズです。
グランアレグリア、G13連勝。
1着 4番 グランアレグリア
2着 8番 インディチャンプ
3着 7番 アドマイヤマーズ
第37回 マイルチャンピオンシップ(GⅠ)2020年11月22日(日曜)阪神競馬場|レース見解とポイント
マイルチャンピオンシップは3歳以上オープンの定量戦で行われるレースです。
春の安田記念と並ぶマイル王者決定戦であり、3歳馬マイラーが古馬の一流マイラーと激突する一戦でもあります。
とはいえ近年は香港マイルへの遠征も盛んで出走馬が手薄になることもありましたが、今年は遠征が難しいことから近年でも豪華なメンバーが揃いました。
優勝したのはグランアレグリアでした。
前走のスプリンターズステークスでは最後方から直線で一気に前へと押し上げ、見事に優勝しました。
直線が短い中山で、この馬にとってベストではないとも思われている距離でも圧勝したことから、今回は単勝オッズ1.6倍の圧倒的な支持を集めました。
レースでは好スタートを決めると5番手で先行します。
直線では馬場の内側から進路を確保しようとしますが、前の馬に阻まれ外に持ち出ざるを得ませんでした。
残り200mを切ってようやく前に進路が開けると、そこから一気に伸びます。
残り100mを切って先頭に立つとそのまま振り切ってゴールしました。
これで安田記念、スプリンターズステークスに続くG13連勝となりました。
また、春秋マイルG1制覇、牝馬では12年ぶり、1番人気では11年ぶり、ルメール騎手はこのレース初制覇と歴史を塗り替える優勝になりました。
もともとの素質から高いものがあったこの馬ですが、昨年の阪神カップ以降の活躍は特に目を見張るものがあり、成長力が大きかった馬だといえます。
特に瞬発力では現役屈指の力を発揮しており、今回もそれが生きた形になりました。
2着にはインディチャンプが入りました。
前走の安田記念以来5か月ぶりの実践となりましたが、昨年のマイル王者の意地を見せる結果となりました。
レースでは馬群の前目につける形となり、グランアレグリアのすぐ後ろにいましたが直線では速めに抜け出しました。
その結果グランアレグリアの進路をブロックする形となり、押し切れるかというところでしたが、外に持ち出したグランアレグリアに最後は交わされてしまいました。
福永騎手も100点の競馬と言っているように強い馬を防ぎながらこの馬の持ち味を最大限発揮するレースになっていました。
しかし、それでも敗れてしまうほど勝ち馬が強かったと言えるでしょう。
決してこの馬の力は衰えていないといえます。
3着にはアドマイヤマーズが入りました。
前哨戦のスワンステークスを3着とした後のこのレースでは、先行してこの馬の脚質を活かすことに成功します。
直線ではグランアレグリアの進路を狭めるとともに並び掛けるインディチャンプに対抗し、粘りましたが最後は3着となりました。
それでもG13勝馬として見せ場を作るレースにはなりました。