AJCC(G2)2023年1月22日(日曜)中山競馬場　芝2200mの競馬レース結果見解

本日は「AJCC(G2)」でのレース見解となります。

AJCC(G2)2023年1月22日(日曜)中山競馬場｜出走馬

1.レインカルナティオ　石川裕紀人
2.シャムロックヒル　藤懸貴志
3.ブラックマジック　三浦皇成
4.ノースブリッジ　岩田康誠
5.バビット　横山典弘
6.ユーバーレーベン　M.デムーロ
7.スタッドリー　坂井瑠星
8.オウケンムーン　北村宏司
9.エヒト　田中勝春
10.ガイアフォース　C.ルメール
11.エプファニー　戸崎圭太
12.レッドガラン　田辺裕信
13.アリストテレス　横山和生
14.ラーゴム　T.バシュロ

AJCC(G2)2023年1月22日(日曜)中山競馬場｜レース結果・払戻金

着順　馬番　馬名
1着　4番　ノースブリッジ
2着　9番　エヒト
3着　6番　ユーバーレーベン

単勝　
4　860円　4番人気

複勝　
4　300円　4番人気
9　380円　7番人気
6　270円　3番人気

枠連　
3-6　640円　3番人気

ワイド　
4-9　1,300円　12番人気
4-6　1,080円　8番人気
6-9　1,230円　10番人気

馬連　
4-9　3,950円　10番人気

馬単　
4-9　8,290円　24番人気

3連複　
4-6-9　10,710円　39番人気

3連単　
4-9-6　71,370円　203番人気

AJCC(G2)2023年1月22日(日曜)中山競馬場｜レース見解とポイント

中山開催最終週に行われるAJCCは毎年前年以前の重賞路線で活躍した馬が多数参戦します。

今年もガイアフォースをはじめ、ユーバーレーベンやノースブリッジといった重賞馬、そして条件馬のエピファニ―が参戦し、G2にふさわしいメンバーが集まりました。

今年のAJCCで主導権を握ったのは内から飛び出した牝馬のシャムロックヒルです。

続いてバビットも上がりました。

シャムロックヒルの1Fにおける時計を見てみましょう。

200m　12.2　（12.2）
400m　11.4　（23.6）
600m　12.7　（36.3）
800m　12.5　（48.8）
1000m　12.5　（1:01.3）
1200m　12.0　（1:13.3）
1400m　12.6　（1:25.9）
1600m　12.4　（1:38.3）
1800m　11.9　（1:50.2）
2000m　11.3　（2:01.5）
2200m　12.0　（2:13.5）

1000m通過タイムが1分1秒3で全体時計をみるとプラス1.1秒のスロー競馬となっています。

ゆったりした流れでは前残りが顕著ですが、実際にはシャムロックヒルも、バビットも直線入りで苦しくなっていました。

原因としては、中山競馬場というトリッキーなコースでなおかつ距離2200mがシャムロックヒルにとって長かった可能性があります。

バビットは同条件下で行われた昨年のオールカマーで出し切れているものの、今回は直線で苦しくなっています。

前走よりも馬体重プラス14キロが響いていて万全の状態じゃなかった可能性があります。

対称的に出し切れたのがノースブリッジです。

この日の中山は開催最終週とは思えないほど内も外も伸びていたので、内から仕掛けやすかったでしょう。

これに関しては外から上がり最速34秒4で差し切り態勢に入ったエヒトにも該当します。

そして3着のユーバーレーベンは父ゴールドシップを彷彿させるようなまくりで3着に加わりました。

ユーバーレーベンの場合は中山の直線が短いこと、そして、血統的にも早仕掛けでスタミナが持つと判断したデムーロ騎手の判断が結果的に上位入選につながりました。

人気のガイアフォースは思うような手ごたえがなく、セントライト記念ほど仕上がっていなかった可能性があります。

今年のAJCCはトラックバイアスを見極めた馬の判断と、舞台適性、そして状態面といった様々な要素が加わっており、すべてがかみ合った馬が好走しやすいレースでした。