有馬記念(G1)2021年12月26日(日曜)中山競馬場 芝2500mの競馬レース結果見解
本日は「有馬記念(G1)」でのレース見解となります。
有馬記念(G1)2021年12月26日(日曜)中山競馬場|出走馬
1.ペルシアンナイト C.デムーロ
2.パンサラッサ 菱田裕二
3.モズベッロ 池添謙一
4.メロディーレーン 岩田望来
5.ディープボンド 和田竜二
6.ウインキートス 丹内祐次
7.クロノジェネシス C.ルメール
8.ユーキャンスマイル 藤岡佑介
9.ステラヴェローチェ M.デムーロ
10.エフフォーリア 横山武史
11.アリストテレス 武豊
12.シャドウディーヴァ 横山典弘
13.アカイイト 幸英明
14.アサマノイタズラ 田辺裕信
15.キセキ 松山弘平
16.タイトルホルダー 横山和生
有馬記念(G1)2021年12月26日(日曜)中山競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 10番 エフフォーリア
2着 5番 ディープボンド
3着 7番 クロノジェネシス
単勝
10210円 1番人気
複勝
10110円 1番人気
5280円 5番人気
7130円 2番人気
枠連
3-51,000円 4番人気
ワイド
5-10540円 5番人気
7-10170円 1番人気
5-7730円7番人気
馬連
5-101,740円5番人気
馬単
10-52,070円6番人気
3連複
5-7-101,440円3番人気
3連単
10-5-77,180円14番人気
有馬記念(G1)2021年12月26日(日曜)中山競馬場|レース見解とポイント
今年も有力馬が多数揃った有馬記念、有力馬のみならず、逃げ馬も多数揃いました。
タイトルホルダーにキセキ、パンサラッサにウインキートス。
しかし、タイトルホルダーとキセキが8枠に入ってしまったので、内のパンサラッサがレースを引っ張ることになります。
パンサラッサは前走の福島記念でハイペース競馬で勝利を収めていて、ここでも快調に飛ばしました。
1Fあたりの時計は
100m6.9(6.9)
300m11.3(18.2)
500m11.6(29.8)
700m11.5(41.3)
900m11.9(53.2)
1100m12.5(1.05.7)
1300m12.6(1.18.3)
1500m12.2(1.30.5)
1700m12.4(1.42.9)
1900m12.4(1.55.3)
2100m12.2(2.07.5)
2300m12.0(2.19.5)
2500m12.5(2.32.0)
このようになっていて、1000m通過タイムは59秒5と、長距離レースらしからぬハイペース競馬となりました。
しかしながら、有力馬はパンサラッサのペースに惑わされずに自分のペースをキープしながら走りましたね。
展開が変わったのは2周目の3コーナーから4コーナーです。
2番手で競馬をしたタイトルホルダーがパンサラッサをかわすと後続が殺到。
直線こそタイトルホルダーが先頭に立ちますが、外からディープボンドが詰め寄り、残り200mでエフフォーリアが瞬間的な加速力で一気に先頭に躍り出ます。
人気のクロノジェネシスはやや後ろからでエフフォーリアとディープボンドのマッチレースとなりました。
最後の最後、エフフォーリアがディープボンドをかわして見事優勝します。
2着はディープボンドで、引退レースだったクロノジェネシスは3着でした。
レースは有馬記念には珍しいハイペース競馬でしたが、これはパンサラッサが前走の福島記念で見せた競馬なので、馬の能力を信じた競馬といえるでしょう。
タイトルホルダーも死に枠ともいえる8枠からの発走でしたがテンの横山和生騎手は冷静に馬の力を引き出していました。
そしてエフフォーリアはやはり強い!
この馬は父がエピファネイアなので長距離適正はもともと高く思えましたが、直線ラスト200mのキレのある走りは類まれない才能です。
そして海外帰りのディープボンドも実績を残しました。この馬は流れる競馬となった今年の天皇賞(春)でもしっかりと前目で競馬していたので、その時の良さが活きたでしょう。
コントレイルが引退し、この世代のノースヒルズの代表となったのではないでしょうか。
中山では結果を残していないので軽視していましたが、ここでの2着は驚きでした。
引退レースとなったクロノジェネシスは、実は状態面が去年に比べるとすこし見劣りするところがあり、凱旋門賞の反動、そして、年齢的なピークがあったかもしれません。
エフフォーリアとディープボンドに先着は許したものの、ステラヴェローチェは完全にしのいでの3着なので、グランプリホースの威光は示せたでしょう。
繁殖牝馬として、第二の人生を送ってくださいね。