第74回 農林水産省賞典 鳴尾記念(GⅢ)2021年6月5日(土曜)中京競馬場 芝2000mの競馬レース結果見解
本日は「第74回 農林水産省賞典 鳴尾記念(GⅢ)」でのレース見解となります。
第74回 農林水産省賞典 鳴尾記念(GⅢ)2021年6月5日(土曜)中京競馬場|出走馬
1 ブラストワンピース 岩田 康誠
2 アフリカンゴールド 藤岡 康太
3 ユニコーンライオン 坂井 瑠星
4 ペルシアンナイト 幸 英明
5 ワイプティアーズ 松若 風馬
6 ブラヴァス 武 豊
7 サトノソルタス 川田 将雅
8 ショウナンバルディ 池添 謙一
9 ヒンドゥタイムズ 福永 祐一
10 ペプチドオーキッド 富田 暁
11 クラージュゲリエ 松山 弘平
12 アメリカズカップ 西村 淳也
13 サンレイポケット 鮫島 克駿
第74回 農林水産省賞典 鳴尾記念(GⅢ)2021年6月5日(土曜)中京競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 3番 ユニコーンライオン
2着 8番 ショウナンバルディ
3着 1番 ブラストワンピース
単勝
3 2,060円8番人気
複勝
3 680円9番人気
8 610円8番人気
1 430円7番人気
枠連
3-6 5,420円20番人気
ワイド
3-8 3,660円36番人気
1-3 3,910円38番人気
1-8 4,410円41番人気
馬連
3-8 18,420円41番人気
馬単
3-8 36,430円82番人気
3連複
1-3-8 89,010円153番人気
3連単
3-8-1 635,640円908番人気
第74回 農林水産省賞典 鳴尾記念(GⅢ)2021年6月5日(土曜)中京競馬場|レース見解とポイント
鳴尾記念は、3歳以上オープンの別定戦で行われるレースです。
宝塚記念へ向けた重要な一線の一つでもあり、近年ではラブリーデイがここから宝塚記念を制しています。
年齢別では5歳馬の成績が良く、枠番別では8枠が過去10年で5勝と最も成績を残しています。
1着にはユニコーンライオンが入りました。
前走の弥彦ステークスでは2番手からレースを進めると、直線で力強く先頭に立ち、そのまま後続に並ばせることなく勝利しました。
昇級戦となった今回は、好スタートを決めると内枠だったこともあり、一気に先手を奪います。
後続をある程度離した逃げの手を打つと、4コーナーからは早めに動きだして後続を引き離しにかかります。
直線に入っても、後続を寄せ付けることなく2着に差をつけて勝利をおさめました。
今回は、1000mの通過が62秒9とかなり遅いペースとなり、それがこの馬にとっても楽なペースとなったことが勝因だと言えます。
この馬はもともと2億円で募集された素質馬でしたが、結果を残せない期間が長く続いていました。
この昇級戦でいきなり重賞を勝ったことは展開が向いたとはいえ、本格化に向けてもよい材料となるでしょう。
2着にはショウナンバルディが入りました。
前走の都大路ステークスでは、積極的に先手を取りに行くとそのまま自分のペースに持ち込みます。
直線に入っても粘り続けていましたが、最終的には2頭にかわされ3着となりました。
今回はハナを主張することはせず、2番手に控える形を取ります。
道中は逃げ馬から離れた2番手を追走し、34コーナーから徐々に前へと迫っていきます。
しかし、直線でも前を捉えることができず、2番手は譲りませんでしたが最後は2着どまりとなりました。
この馬は今回も含めた中京コースでの相性がとてもよく、重賞でも堅実に走ることができました。
勝利こそはできませんでしたが、中京で走るときには確実にマークしておきたい一頭です。
3着にはブラストワンピースが入りました。
前走の有馬記念では、2番手からレースを進めますが、心房細動を発症し競争中止となりました。
今回は5か月ぶりの実践復帰となり、レースを形にできるかが試されました。
道中は、中団馬群にポジションを取り、じっくりと脚をためます。直線に向くと内をついて伸びてきます。
じわじわとした脚にはなりましたが、最後は3着に食い込みました。
今回は様子を見ながらという形でしたがそれでも3着に入ったことは復調の気配を感じさせるものであり、今後もグランプリ馬としての意地を見せてくれることを期待したいものです。