京都大賞典(G2)2021年10月10日(日曜)阪神競馬場 芝2400mの競馬レース結果見解
本日は「京都大賞典(G2)」でのレース見解となります。
京都大賞典(G2)2021年10月10日(日曜)阪神競馬場|出走馬
1.アイアンバローズ 岩田望来
2.ベレヌス 斎藤新
3.ステイフーリッシュ 川須栄彦
4.モズベッロ 池添謙一
5.ムイトオブリガード 藤岡佑介
6.ヒュミドール 幸英明
7.ダンビュライト 松若風馬
8.マカヒキ 藤岡康太
9.アリストテレス M.デムーロ
10.ディアマンミノル 荻野極
11.キセキ 和田竜二
12.オセアグレイト 野中悠太郎
13.ロードマイウェイ 松山弘平
14.ヒートオンビート 戸崎圭太
京都大賞典(G2)2021年10月10日(日曜)阪神競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 8番 マカヒキ
2着 9番 アリストテレス
3着 11番 キセキ
単勝
83,210円9番人気
複勝
8770円11番人気
9190円2番人気
11240円3番人気
枠連
5-62,770円12番人気
ワイド
8-93,080円34番人気
8-113,120円35番人気
9-11650円3番人気
馬連
8-910,900円32番人気
馬単
8-928,430円78番人気
3連複
8-9-1118,940円61番人気
3連単
8-9-11180,510円530番人気
京都大賞典(G2)2021年10月10日(日曜)阪神競馬場|レース見解とポイント
勝ったのは5年前のダービー馬マカヒキ!
3着には4年前の菊花賞馬キセキも入選。2着は新興勢力アリストテレスです。
古馬が新進気鋭の勢力に一矢報いた一戦で、古参競馬ファンにとっては今年のベストバウトといってもいい一戦だったのではないでしょうか。
最初に逃げたのは斎藤新騎手のベレヌスで、それに続いたのは一昨年の京都大賞典勝ち馬のダンビュライトです。
1Fあたりのペースを見ると
200m12.7(12.7)
400m11.9(24.6)
600m12.6(37.2)
800m12.5(49.7)
1000m11.9(1.01.6)
1200m11.5(1.13.1)
1400m11.5(1.24.6)
1600m11.8(1.36.4)
1800m11.7(1.48.1)
2000m11.6(1.59.7)
2200m11.8(2.11.5)
2400m13.0(2.24.5)
このようになっており、淡々とした競馬です。
勝ち馬マカヒキは一昨年の大阪杯やスワーヴリチャードが制したジャパンカップで4着入選した時のように、力が求められる舞台で淡々とした流れから差し切る競馬を得意としているので舞台、展開共にかみ合ったのは事実です。
キセキにしてもアーモンドアイが世界レコードを叩き出した2019年ジャパンカップのときのように2400mがベストです。
アリストテレスは地力で2着に入選していて、距離や展開がかみ合った馬が上位を独占しました。
1着はマカヒキで、距離や展開、そして直線でアリストテレスが外を選択したことで間が空き、末脚を伸ばすことができたので、この勝利は少なからず運にも恵まれていました。
予断を挟むと、3歳時のニエル賞以来、勝ち星から遠ざかっていた馬が8歳、それも早熟といわれるディープインパクト産駒が、ここで勝利を手にしたのは、2016年世代のダービーを見ていた人からしたら感慨深いものがあるでしょう。
正直、競馬の魅力がびっしりと詰まった一戦だったといえます。
裏開催の毎日王冠も厚い一戦だっただけに、この2020年10月10日の重賞レースは今後に語り継がれてもいい一戦です。
2着のアリストテレスは地力をフルに発揮しましたね。
この馬は不良馬場よりも乾いた馬場のほうが得意としているので、良馬場開催は吉兆でした。
かつてのダービー馬にこそ差されはしましたが、かつてコントレイルを痛めつけた実力をここで発揮できたのではないでしょうか。