第45回 エリザベス女王杯(GⅠ)2020年11月15日(日曜)阪神競馬場 芝2200mの競馬レース結果見解
本日は「第45回 エリザベス女王杯(GⅠ)」でのレース見解となります。
第45回 エリザベス女王杯(GⅠ)2020年11月15日(日曜)阪神競馬場|出走馬
1 シャドウディーヴァ 内田 博幸
2 サムシングジャスト 松山 弘平
3 リュヌルージュ 団野 大成
4 ソフトフルート 福永 祐一
5 リアアメリア 川田 将雅
6 ノームコア 横山 典弘
7 ロサグラウカ 幸 英明
8 センテリュオ 戸崎 圭太
9 ウインマイティー 和田 竜二
10 カーロバンビーナ 浜中 俊
11 ラヴズオンリーユー M.デムーロ
12 ウインマリリン 横山 武史
13 サラキア 北村 友一
14 サトノガーネット 坂井 瑠星
15 ウラヌスチャーム 斎藤 新
16 ミスニューヨーク 加藤 祥太
17 エスポワール 武 豊
18 ラッキーライラック C.ルメール
第45回 エリザベス女王杯(GⅠ)2020年11月15日(日曜)阪神競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 18番 ラッキーライラック
2着 13番 サラキア
3着 11番 ラヴズオンリーユー
単勝
18 330円 1番人気
複勝
18 150円 1番人気
13 280円 5番人気
11 200円 4番人気
枠連
7-8 1,260円 5番人気
ワイド
13-18 930円 10番人気
11-18 490円 2番人気
11-13 1,460円 16番人気
馬連
13-18 2,290円 7番人気
馬単
18-13 3,610円 13番人気
3連複
11-13-18 4,260円 10番人気
3連単
18-13-11 21,050円 51番人気
第45回 エリザベス女王杯(GⅠ)2020年11月15日(日曜)阪神競馬場|レース内容
スタートしました。
ほぼ揃ったスタートを切っています。
まずは長い直線を使って先行争い。
まだ広がっていますが何が出るか。
6番ノームコア、内からは5番リアアメリアさらには12番ウインマリリンは3番手。
さあ前に出て行ったのは6番ノームコアです。6番ノームコア先頭。
リードは2馬身から3馬身とります。
2番手に5番リアアメリア。
後は12番ウインマリリン3番手。
4番手にインコース2番サムシングジャスト、後は4番ソフトフルートが入って、17番エスポワールで1コーナーカーブです。
1コーナーを回って逃げる展開に持ち込んだ6番ノームコア先頭4番身から5番身リード。
単独2番手5番手はリアアメリア前目です。
後は2馬身後方12番ウインマリリン3番手。
4番手は2番サムシングジャスト第二コーナー。
後は17番エスポワールが入って直後に4番ソフトフルート。
後は1番シャドウディーヴァが入って外は並んで9番ウインマイティーです。
最初の1000m59秒3ノームコアのペースです。
9番ウインマイティーの後ろに2馬身後方3番リュヌルージュ。
後は16番ミスニューヨークが入って内は7番ロサグラウカ。
中団後方に11番手ラヴズオンリーユー。
これをマークするように18番ラッキーライラック。
これをかわして上がっていきました15番ウラヌスチャーム。
3コーナーを回って行きます。
後は13番サラキア後方待機内は8番センテリュオ。
800mを切って後は14番サトノガーネット、2馬身後方10番カーロバンビーナ最後方です。
3コーナーから4コーナー。
さあ飛ばしている600mを切って6番のノームコアリードは34馬身です。
4コーナーに向かって2番手5番リアアメリア、17番エスポワール3番手で4コーナーに向かって上がっていった18番ラッキーライラック2番手から先頭へと並んでいって。
第4コーナーから直線に向いています。
さあ粘るノームコアを巡って接近するリアアメリア。
外から一気に18番ラッキーライラック堂々とラッキーライラック連覇に向かって先頭に変わった。
最内から12番ウインマリリン接近する。
あとは11番ラヴズオンリーユーそして13番サラキアが追い込んでくるが、ラッキーライラック先頭だ。
2番手は接戦。
ラヴズオンリーユーかサラキアか。
しかしラッキーライラック、ラッキーライラック、連覇だゴールイン。
外は13番サラキア、間は11番ラヴズオンリーユー、しかし、わずかにしのいで連覇達成。
1着 18番 ラッキーライラック
2着 13番 サラキア
3着 11番 ラヴズオンリーユー
第45回 エリザベス女王杯(GⅠ)2020年11月15日(日曜)阪神競馬場|レース見解とポイント
エリザベス女王杯は3歳以上牝馬限定の定量戦で行われるレースです。
牝馬のチャンピオン決定戦とも言え、一線級の牝馬が出場してきます。
過去10年の傾向を見ると、1番人気は1-3-3-3と馬券内には入ってくるものの、勝ち切れていない印象です。
一方で、3番人気については4-0-1-5とかなり好成績を残しています。
1着には1番人気に支持されたラッキーライラックが入りました。
前走の札幌記念では逃げ馬を見る2番手から進め、4コーナーでは早めに先頭に立ちます。
そのまま押し切れるかというところでしたが、後ろから追い込んできたノームコアやペルシアンナイトに刺されてしまい3着に敗れました。
今回はルメール騎手への乗り替わりとなり、これまでで最も後方からの競馬となりました。
その分早目の動き出しとなり4コーナーでは先頭に並びかける3番手の位置まで進出してきます。
直線では残り200m付近で先頭に変わると、後続の猛追を何とかしのぎ切り優勝しました。
このレースを連覇したのはこれが至上4頭目であり、ラッキーライラックの強さを表しているともいえます。
今回の勝因はこの馬の地力と、鞍上の巧みさ、そして馬場状態の良さがあったと言えそうです。
G1をこれまで3勝してきたことからも力はあることは明らかであり、ルメール騎手のあえて後方待機する作戦と阪神の今のスピードの出る馬場が見事にマッチしたと言えるでしょう。
2着にはサラキアが入りました。
前走の府中牝馬ステークスでは8頭立ての7番人気でしたが、道中馬群の中で進めると、4コーナーで外に持ち出しゴール前で一気に前の馬を抜き去って快勝しました。
元々この馬は道悪ではあまり良い成績を残せていないイメージでしたが、重馬場でもしっかりと結果を残し、初重賞制覇を飾りました。
今回は馬群の後方に位置取り、4コーナーから徐々に進出を開始します。
直線では一気に末脚を発揮し、クビ差の2着に入りました。
上り3ハロンのタイムはメンバー最速であり、時計の出る馬場でもしっかりと好走できたことからいまが充実期だと言えるでしょう。
3着にはラヴズオンリーユーが入りました。
前走の府中牝馬ステークスでは1番人気に支持されたものの直線での伸び足が悪く、5着に敗れました。
初めての道悪だったことも影響したと考えられます。
今回は、ラッキーライラックと同じような位置に陣取りつつ、ギリギリまで追い出しを我慢しました。
その結果、直線に入ってからはしっかりと伸びきることが出来ましたが、先に追い出していたラッキーライラックを捉えられず、また後ろから伸びてきたサラキアにも交わされてしまいました。
しかし、2年連続の3着であり、今後の同型のレースでも期待はできるでしょう。