中日新聞杯(G3)2022年12月10日(土曜)中京競馬場 芝2,000mの競馬レース結果見解
本日は「中日新聞杯(G3)」でのレース見解となります。
中日新聞杯(G3)2022年12月10日(土曜)中京競馬場|出走馬
1.キラーアビリティ 団野大成
2.コトブキテティス 今村聖奈
3.ハヤヤッコ 浜中俊
4.ワンダフルタウン 幸英明
5.アルジャンナ 角田大和
6.プログノーシス 藤岡佑介
7.フォワードアゲン 江田照男
8.ギベオン 西村淳也
9.アイコンテーラー 菱田裕二
10.イクスプロージョン 和田竜二
11.カントル D.イーガン
12.バジオウ 岩田康誠
13.ダンディズム 富田暁
14.トゥーフェイス M.デムーロ
15.ソフトフルート 酒井学
16.マテンロウレオ 横山典弘
17.プリマヴィスタ 坂井瑠星
18.アスクワイルドモア 岩田望来
中日新聞杯(G3)2022年12月10日(土曜)中京競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 1番 キラーアビリティ
2着 16番 マテンロウレオ
3着 9番 アイコンテーラー
単勝
1 760円 5番人気
複勝
1 310円 5番人気
16 270円 4番人気
9 690円 10番人気
枠連
1-8 2,120円 9番人気
ワイド
1-16 1,070円 9番人気
1-9 2,800円 33番人気
9-16 3,710円 43番人気
馬連
1-16 2,920円 10番人気
馬単
1-16 5,770円 21番人気
3連複
1-9-16 34,010円 112番人気
3連単
1-16-9 151,620円 485番人気
中日新聞杯(G3)2022年12月10日(土曜)中京競馬場|レース見解とポイント
12月中旬に開催される中日新聞杯は例年波乱の傾向がある重賞です。
今年の中日新聞杯で先頭に立ったのはギベオンでした。
ギベオンの1Fにおける時計を見てみましょう。
200m 12.7 (12.7)
400m 11.3 (24.0)
600m 13.2 (37.2)
800m 12.7 (49.9)
1000m 12.0 (1.01.9)
1200m 11.3 (1.13.2)
1400m 11.1 (1.24.3)
1600m 11.2 (1.35.5)
1800m 11.5 (1.47.0)
2000m 12.4 (1.59.4)
1000m通過タイムが61秒9で勝ちタイムが1分59秒4なのでプラス4.4秒の超スローでした。
残り1000mから1Fあたり11秒台の時計を刻み始めているのでロングスパート気質の競馬となっています。
しかし、あまりにもペースを上げるのが早かったからか、ラスト1Fは12秒4でガクンとタイムは落ちています。
そして、その中からじわじわ末脚を上げたのがG1馬のキラーアビリティでした。
ただし、2.3着は3~5番手くらいの位置で競馬していたマテンロウレオとアイコンテーラーです。
このことから、ロングスパート気質の流れで長く脚を活かせた馬が結果を残しやすい一戦だったのです。
余談ですが、今年の中日新聞杯でもっとも強い競馬をしたのが1番人気のプログノーシスです。
最後方からの競馬を行い、超スローの流れにもかかわらず、3.4コーナーでもなかなか動き出しません。
終盤になってようやくスパートをうながすと、強烈な末脚で一気に先頭に躍り出ようとします。
しかしながら、前半が後ろすぎたことが響いて4着に敗れ、賞金加算できませんでした。
プログノーシスは体感でみると前半1000mを64秒台くらいで通過しています。
しかし、プログノーシスの持ち時計は1分59秒5なので、後半1000mを55秒台というありえない時計でゴールしているのです。
それにもかかわらず、4着に敗れました。
敗因はひとえに藤岡佑介騎手の位置取りです。
スロー競馬にも関わらず終盤まで動かず、後方待機していたのがすべての敗因でした。
スローが分かっているのならもっと早い段階から動かなければいけません。
プログノーシスは負けて強しの競馬を行い、使い方によってはG1馬にも匹敵するだけの力を秘めています。
しかし、プログノーシスの才能を台無しにしたのが今回の藤岡佑介騎手でした。
馬は騎手を選べないのが残念でなりません。
プログノーシスの能力を活かしてくれる騎手への乗り代わりに期待したいです。