第58回 農林水産省賞典 愛知杯(GⅢ)2021年1月16日(土曜)中京競馬場 芝2000mの競馬レース結果見解
本日は「第58回 農林水産省賞典 愛知杯(GⅢ)」でのレース見解となります。
第58回 農林水産省賞典 愛知杯(GⅢ)2021年1月16日(土曜)中京競馬場|出走馬
1 ドナウデルタ 岩田 望来
2 ウインマイティー 松若 風馬
3 ディアンドル 池添 謙一
4 ウラヌスチャーム 岩田 康誠
5 センテリュオ C.ルメール
6 タガノアスワド 北村 友一
7 サトノガーネット 坂井 瑠星
8 サマーセント 幸 英明
9 カセドラルベル 松山 弘平
10 サトノダムゼル 川田 将雅
11 デンコウアンジュ 柴田 善臣
12 レッドアステル 武 豊
13 アブレイズ 藤井 勘一郎
14 ランブリングアレー 福永 祐一
15 シゲルピンクダイヤ 和田 竜二
16 リンディーホップ 武藤 雅
17 ナルハヤ 藤田 菜七子
18 マジックキャッスル 戸崎 圭太
第58回 農林水産省賞典 愛知杯(GⅢ)2021年1月16日(土曜)中京競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 18番 マジックキャッスル
2着 14番 ランブリングアレー
3着 4番 ウラヌスチャーム
単勝
18 630円 2番人気
複勝
18 230円 2番人気
14 310円 6番人気
4 470円 8番人気
枠連
7-8 990円 2番人気
ワイド
14-18 1,380円 14番人気
4-18 1,890円 19番人気
4-14 2,380円 31番人気
馬連
14-18 3,470円 12番人気
馬単
18-14 6,170円 20番人気
3連複
4-14-18 19,070円 67番人気
3連単
18-14-4 79,590円 216番人気
第58回 農林水産省賞典 愛知杯(GⅢ)2021年1月16日(土曜)中京競馬場|レース見解とポイント
愛知杯は、4歳以上牝馬限定のハンデ戦で行われるレースです。
1963年に創設されましたが、現在のように牝馬限定戦になったのは2004年からです。
過去10年の傾向としては、1番人気が2勝にとどまっている一方で7~9番人気が4勝とハンデ戦らしい波乱要素を含んでいます。
また、1枠と8枠に勝利がなく極端な枠は不利だとみられてきました。
1着に入ったのはマジックキャッスルでした。
大外枠からの勝利となりこれまでのジンクスを覆しました。
前走の秋華賞では中団後方からの競馬となりました。
向こう正面まではデアリングタクトの前につけ、34コーナーからは逆にデアリングタクトのすぐ後ろにつける形になり、直線では前に一気に進出しました。
最後は力の差もあり及びませんでしたが、10番人気ながら2着に入りました。
今回は1勝馬ながら2番人気に支持されます。
今回も好スタートを決めつつ前走のような中団に控える競馬を取ります。
道中は位置取りを固めてじっと脚を溜めると4コーナーで大外に持ち出します。
直線では坂を駆け上がりながら前に迫り、最後の50mで先頭に立ってそのままゴールしました。
これが新馬戦以来の勝利となりましたが、ようやく実力が展開や相手関係とマッチした結果だと言えるでしょう。
また、前走からは12㎏の馬体増となっており、休養期間中にしっかりと体が整ってきたと考えられます。
牡馬とのレース経験が少ないのが不安要素ですが、牝馬限定戦であれば十分力を発揮できそうです。
2着にはランブリングアレーが入りました。
前走のターコイズステークスでは2番人気ながら出遅れが最後まで響き、直線では馬群に沈んで7着に敗れました。
この敗戦もあり、今回は6番人気となっていました。
レースでは、今回はスタートを決めそのまま中団に控えます。
4コーナーでは内目に進路を取ると、直線で一気に前へとあがってきます。
残り200m付近で先頭に立ち、そのまま押し切りを図りますが、最後はマジックキャッスルに差し切られて2着となりました。
ただ、まともなレースができれば力は劣っていないことを示すことができたレースにはなりました。
この馬はこれまでも何度か出遅れがあり、上手く気性が改善されればもっと好走できる可能性が高まるでしょう。
3着にはウラヌスチャームが入りました。
前走のエリザベス女王杯では後方からのまくりを図りましたが力が足りず13着に敗れました。
今回は仕切り直しの一戦となりました。
ただ、レース運びはこれまでと同様後方からの追い込みとなり、直線で大外から伸びてきました。
差し切ることはできませんでしたが、G3レベルであれば太刀打ちできることを証明できたと言えるでしょう。