第81回 皐月賞(GⅠ)2021年4月18日(日曜)中山競馬場 芝2000mの競馬レース結果見解
本日は「第81回 皐月賞(GⅠ)」でのレース見解となります。
第81回 皐月賞(GⅠ)2021年4月18日(日曜)中山競馬場|出走馬
1 アドマイヤハダル C.ルメール
2 ルーパステソーロ 木幡 巧也
3 ステラヴェローチェ 吉田 隼人
4 イルーシヴパンサー 大野 拓弥
5 ヴィクティファルス 池添 謙一
6 ヨーホーレイク 岩田 望来
7 エフフォーリア 横山 武史
8 ダノンザキッド 川田 将雅
9 ラーゴム 北村 友一
10 シュヴァリエローズ 三浦 皇成
11 ディープモンスター 戸崎 圭太
12 ワールドリバイバル 菱田 裕二
13 タイトルホルダー 田辺 裕信
14 アサマノイタズラ 嶋田 純次
15 グラティアス M.デムーロ
16 レッドベルオーブ 福永 祐一
第81回 皐月賞(GⅠ)2021年4月18日(日曜)中山競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 7番 エフフォーリア
2着 13番 タイトルホルダー
3着 3番 ステラヴェローチェ
単勝
7 370円 2番人気
複勝
7 170円 2番人気
13 490円 10番人気
3 380円 6番人気
枠連
4-7 1,150円 5番人気
ワイド
7-13 1,540円 17番人気
3-7 1,150円 12番人気
3-13 3,560円 45番人気
馬連
7-13 4,300円 16番人気
馬単
7-13 5,510円 20番人気
3連複
3-7-13 20,000円 73番人気
3連単
7-13-3 82,320円 274番人気
第81回 皐月賞(GⅠ)2021年4月18日(日曜)中山競馬場|レース見解とポイント
皐月賞は、3歳オープンの定量戦で行われるレースです。
牡馬クラシックの初戦を飾るレースであり、「最も速い馬が勝つ」と言われています。
各路線で戦ってきた3歳馬が一堂に会するレースとも言え、ここから本格的な戦いが始まっていきます。
過去10年の傾向としては、1番人気が3勝と意外にも勝ち切れていません。
オルフェーヴルやゴールドシップも当時は4番人気であり、まだまだ人気と本当の実力が合致しない段階でもあります。
1着に入ったのはエフフォーリアでした。
前走の共同通信杯では、好位からレースを進めると直線では先行馬を交わして最後はリードを広げつつゴールしました。
ここまで3戦3勝とした今回は2番人気に支持されます。
レースでは内目に進路を取ると、3,4番手に位置を取ります。
各馬が仕掛ける中でもじっと我慢し、直線でも内から前が開くのを待ちます。
進路が開けると末脚を爆発させ、先頭に立ち、最後は3馬身差をつけて圧勝しました。
これで一昨年のサートゥルナーリア、昨年のコントレイルに次いで、4戦4勝での皐月賞制覇となりました。
また、鞍上の横山武史騎手はデビュー5年目でのG1初制覇を果たしました。
今回の勝因は無駄のないレース運びでしょう。
残り800m付近から後方勢がまくってきたり、外から上がってきたりして先行勢もその影響を受けていました。
その中で各馬が早目の仕掛けを狙っていきますが、この馬はそれに影響されず内で脚を溜め続けます。
その状況では、進路がなくなるリスクもありましたが、わずかに開いたところを逃さず最後は抜け出すことができました。
抜け出してからの脚を見ると馬自身も強いことは間違いないので、ダービーでも最有力馬として期待を集めることになるでしょう。
2着にはタイトルホルダーが入りました。
前走の弥生賞ではスローペースの逃げに持ち込み、最後まで後続に並ばせずに勝利しました。
今回は無理して逃げることはなく、2番手に控えます。
ただ3コーナーで早めに上っていくと押し切りを図ります。
直線では後続が押し寄せてきますが、内から交わされたエフフォーリア以外には交わされず最後は2着に粘り切りました。
弥生賞がフロック視され8番人気の伏兵評価でしたが、この好走を見るとダービーでは一考の余地があると言えるでしょう。
3着にはステラヴェローチェが入りました。
前走の共同通信杯では1番人気に支持されますが、道中うまく進路を確保できなかったこともあり5着に敗れました。
今回は出遅れ気味で後方からのレースとなり徐々に上がっていきます。
直線では最内に進路を取ると、じわじわと伸びてきます。
最後はタイトルホルダーにクビ差及ばず3着となりました。
後方からというロスのある競馬となってしまったことが悔やまれますが、ゲートがもう少しうまくなれば今後もチャンスはあるでしょう。