第65回 大阪杯(GⅠ)2021年4月4日(日曜)阪神競馬場 芝2000mの競馬レース結果見解
本日は「第65回 大阪杯(GⅠ)」でのレース見解となります。
第65回 大阪杯(GⅠ)2021年4月4日(日曜)阪神競馬場|出走馬
1 モズベッロ 池添 謙一
2 サリオス 松山 弘平
3 アーデントリー 和田 竜二
4 ブラヴァス 三浦 皇成
5 ペルシアンナイト 幸 英明
6 ワグネリアン 吉田 隼人
7 コントレイル 福永 祐一
8 レイパパレ 川田 将雅
9 クレッシェンドラヴ 内田 博幸
10 カデナ 鮫島 克駿
11 ハッピーグリン 団野 大成
12 グランアレグリア C.ルメール
13 アドマイヤビルゴ 岩田 望来
第65回 大阪杯(GⅠ)2021年4月4日(日曜)阪神競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 8番 レイパパレ
2着 1番 モズベッロ
3着 7番 コントレイル
単勝
8 1,220円 4番人気
複勝
8 230円 4番人気
1 420円 6番人気
7 110円 1番人気
枠連
1-6 16,360円 22番人気
ワイド
1-8 2,750円 24番人気
7-8 390円 4番人気
1-7 850円 8番人気
馬連
1-8 19,080円 29番人気
馬単
8-1 37,610円 43番人気
3連複
1-7-8 7,240円 20番人気
3連単
8-1-7 106,210円 174番人気
第65回 大阪杯(GⅠ)2021年4月4日(日曜)阪神競馬場|レース見解とポイント
大阪杯は、4歳以上オープンの定量戦で行われるG1レースです。
以前は、この後の春のG1戦線に向けた前哨戦として有力馬が出走していましたが、2017年からG1に格上げされ春古馬三冠の初戦を飾るレースとなりました。
G2時代も含めた過去10年では、1番人気が4-2-2-2と安定した成績を出している一方、3番人気は0-0-1-9とかなり成績が悪くなっています。
また、4歳馬と5歳馬が5勝ずつを上げており、若い馬の方が有利な傾向にあると言えるでしょう。
そんな大阪杯を制したのは、レイパパレでした。
前走のチャレンジカップでは2番手で先行し、4コーナーでは持ったまま先頭に立ちました。
直線に入るとさらに加速し、最後は後続に並ばせずに押し切り初重賞制覇を果たしました。
今回は初めてのG1挑戦となりますが、それでも4番人気となります。
スタートでは少し躓き気味でしたがすぐに立て直すと、そのまま先手を奪います。
道中は重馬場で1000m59秒台という少し早いペースで逃げますが、直線でも先頭をキープします。
直線ではさらに後続を突き放し、有力馬相手に4馬身差をつける圧勝でG1をも制しました。
ここまでキャリア5戦5勝できており、いきなりの相手強化でどうかとも見られていましたが、G1馬相手に強さを見せつける形となりました。
この日は前残りの傾向があり、展開がはまったことはもちろん好走の要因ですが、負かした相手が三冠馬などであることや、着差が4馬身ついていることを考えると、実力があることも確かです。
無敗記録も含め、今後の再戦に向けても楽しみな一頭が出ていたと言えるでしょう。
2着にはモズベッロが入りました。
前走の京都記念では多少の出遅れから後方追走となり、末脚に懸けますが直線では前を捉え切れず8着に敗れました。
今回はゲート自体はしっかりと出ましたが、いつも通り後方待機を選択します。
3コーナーから徐々に上がっていくと直線では5番手の大外にまで進出します。
その後、一旦は脚が鈍ったかのように見えますが、エンジンがかかると前を捉え2着に入りました。
この馬は稍重の宝塚記念でも12番人気ながら3着に入っており、重馬場適性の高さがうかがえます。
また、池添騎手とのコンビで特に結果を残しており、人気薄でも注意が必要な一頭でしょう。
3着にはコントレイルが入りました。
前走のジャパンカップでは、中団からレースを進め直線では大外から勢いよく伸びてきますが、アーモンドアイには迫れず2着に敗れました。
今回は無敗の三冠馬として1番人気に支持されます。
道中は後方から進め、まくるようにグランアレグリアに並び掛けそのまま直線に向きます。
しかし、その後が案外伸びず結果的に何とか3着に踏ん張った形となりました。
今回は道悪がかなり堪えたようですが、今後も人気を背負う存在であることは確かなので、毎レース実力をしっかり発揮してほしいところです。