京成杯(GⅢ)2021年1月17日(日曜)中山競馬場 芝2000mの競馬レース結果見解
本日は「京成杯(GⅢ)」でのレース見解となります。
京成杯(GⅢ)2021年1月17日(日曜)中山競馬場|出走馬
1.タイムトゥヘヴン M.デムーロ
2.タイソウ 石橋 脩
3.グラティアス C.ルメール
4.タケルジャック 北村 宏司
5.ヴァイスメテオール 丸山 元気
6.テンバガー 戸崎 圭太
7.エイカイファントム 岩田 望来
8.ブラックロータス 三浦 皇成
9.アクセル 横山 武史
10.プラチナトレジャー 田辺 裕信
11.ラカン 津村 明秀
12.ディクテイター 北村 友一
京成杯(GⅢ)2021年1月17日(日曜)中山競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 3番 グラティアス
2着 1番 タイムトゥヘヴン
3着 6番 テンバガー
単勝
3 310円 1番人気
複勝
3 150円 1番人気
1 170円 2番人気
6 300円 6番人気
枠連
1-3 1,000円 3番人気
ワイド
1-3 390円 1番人気
3-6 810円 9番人気
1-6 890円 13番人気
馬連
1-3 1,020円 1番人気
馬単
3-1 1,730円 1番人気
三連複
1-3-6 3,210円 8番人気
三連単
3-1-6 11,750円 18番人気
京成杯(GⅢ)2021年1月17日(日曜)中山競馬場|レース内容
クラシック戦線へ向けても大事な、第61回京成杯(GⅢ)がスタートしました。
まずホームストレッチの先行争い、気合いをつけて7番エイカイファントムが出を伺います。
内からは1番タイムトゥヘヴン、真ん中は黄色い帽子2頭5番ヴァイスメテオールと、そして6番テンバガー、内は2番のタイソウも先行グループにつけて、7番エイカイファントムは控えました。
並んで行った3番のグラティアス、今日は好位からの競馬です。
その後に12番ディクテイター、内ラチに寄せて4番タケルジャック、12頭が1コーナーをカーブします。
先手は1番タイムトゥヘヴンが取りました。
コーナーワークでリードを1馬身取って逃げます。
2番手が2番タイソウ、その体半分差内3番のグラティアスが2番手のインに併せました。
2コーナーカーブ、ペースが落ち着きます。
4番手5番ヴァイスメテオール、5番手グループが一団で4番タケルジャック、6番テンバガー、12番ディクテイターで向こう正面に入ります。
その後も7番エイカイファントム差がありません。
10番プラチナトレジャー、9番アクセル、後方2頭目11番のラカン、最後方追走が2馬身差で8番ブラックロータスです。
前半の1000mを間もなく通過、1分3秒7とゆったりとしたペースで向こう正面を12頭が流します。
これから3コーナーです。
1番タイムトゥヘヴンが先頭でリードは3/4馬身ぐらい。
少しずつペースが上がります。残り800mを切ります。
2番手押して2番のタイソウ、少し先頭との差が開きました。
3番手内が3番グラティアス、外5番ヴァイスメテオール、3・4コーナー中間。
2馬身差で5番手が6番テンバガー、残り600mを切って、その後ほとんど差がなく内4番タケルジャック、真ん中12番ディクテイター、外からグーンと7番エイカイファントムが押し上げて、好位グループが一団となって4コーナーカーブに入ります。
残り400m、先頭1番タイムトゥヘヴン、並びかける5番ヴァイスメテオール。
4コーナーカーブから直線に向かいました。
外は6番テンバガー、内ラチから3番グラティアスが伸びて来ます。
馬場の3分どころ、1番タイムトゥヘヴンが先頭、残り200mを切って内から捕らえる3番のグラティアスが先頭に替わる。
3番手は5番ヴァイスメテオール、6番テンバガー、10番プラチナトレジャー、その後が7番エイカイファントムです。
先頭は3番のグラティアス2馬身リード、1番タイムトゥヘヴン2番手。
3番グラティアスが先頭ゴールイン。
1着 グラティアス(3番)
2着 タイムトゥヘヴン(1番)
3着 テンバガー(6番)
京成杯(GⅢ)2021年1月17日(日曜)中山競馬場|レース見解とポイント
京成杯(GⅢ)は1961年に創設された伝統あるレースで、古くはスピードシンボリ、テスコガビー、クライムカイザー、近年でもエイシンフラッシュといった後のGⅠ馬を数多く輩出している出世レースの一つです。
今年の勝ち馬は、1番人気に支持されていたグラティアスでした。
スタートはまずまずで中団を追走するかのようにも見えましたが、コーナーを利して3番手を追走する展開に。
直線入り口で内が開くと一気に伸び、馬場の悪い所を通りながら上がり最速を使い2馬身半差と圧巻とも言える勝ちっぷりでした。
前走は逃げての勝利でしたが、今回は馬の後ろに控えて好位抜け出しと、2戦目とは思えないレースぶりを披露。
まだキャリア2戦ですが馬場も問わない印象ですし、距離も2400mくらいまでは持ちそうなことから、現段階では関東の筆頭格と言えそうです。
2着には逃げた2番人気のタイムトゥヘヴンが粘りました。
スタートも良く番手で控えたそうな雰囲気でしたが、押し出される形でハナを切る展開に。
前半1000mを1分3秒7とゆっくり行けたこともあり4コーナーでも持ったままで、直線では馬場の良い外目に出しましたが勝ち馬にあっさりと離されてしまい2着が精一杯。
デビュー3戦目となる前走で初勝利を挙げた同馬ですが、未勝利戦とは言え8馬身差の内容は強いの一言でした。
今回は相手が強すぎた印象でしたが、勝ちタイムは前走の方が速かったですし、次走以降につながるレースは出来たのではないでしょうか。
ゴール前で3着に上がったのは、6番人気のテンバガーでした。
スタートはまずまずでしたが、行き脚がつくと内枠の馬の動向を見ながら5番手のポジションをキープ。
3コーナー過ぎから追い上げを開始し4コーナーでは先頭に並びかけるようにも見えましたが切れ負けし、なんとか3着に上がるのがやっとでした。
新馬戦で負かされた相手は後にGⅠやGⅢを制し、前走で負かした相手も次走で2馬身半差の快勝と、2戦で戦ってきたメンバーは実力馬と言える馬たちでした。
今回は4ヶ月半ぶりの実戦でしたが、先々に期待が持てるレースのように映りました。