第58回 報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)(皐月賞トライアル)2021年3月7日(日曜)中山競馬場 芝2000mの競馬レース結果見解
本日は「第58回 報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)(皐月賞トライアル)」でのレース見解となります。
第58回 報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)(皐月賞トライアル)2021年3月7日(日曜)中山競馬場|出走馬
1 ゴールデンシロップ 北村 宏司
2 ダノンザキッド 川田 将雅
3 テンバガー M.デムーロ
4 タイトルホルダー 横山 武史
5 ホウオウサンデー 岩田 康誠
6 ワンデイモア 田辺 裕信
7 タイムトゥヘヴン 三浦 皇成
8 ソーヴァリアント 大野 拓弥
9 タイセイドリーマー 石橋 脩
10 シュネルマイスター C.ルメール
第58回 報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)(皐月賞トライアル)2021年3月7日(日曜)中山競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 4番 タイトルホルダー
2着 10番 シュネルマイスター
3着 2番 ダノンザキッド
単勝
4 1,790円 4番人気
複勝
4 180円 3番人気
10 140円 2番人気
2 110円 1番人気
枠連
4-8 4,490円 10番人気
ワイド
4-10 720円 10番人気
2-4 260円 3番人気
2-10 160円 1番人気
馬連
4-10 5,060円 11番人気
馬単
4-10 13,600円 24番人気
3連複
2-4-10 810円 1番人気
3連単
4-10-2 23,580円 66番人気
第58回 報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)(皐月賞トライアル)2021年3月7日(日曜)中山競馬場|レース見解とポイント
弥生賞ディープインパクト記念は、3歳オープンの馬齢重量戦で行われるレースです。
本番と同コースで行われることもあって、皐月賞への最重要ステップレースであり、3着までの馬に皐月賞への優先出走権が与えられます。
ただ、このレースの優勝馬は2010年のヴィクトワールピサ以来皐月賞での勝利がありません。
皐月賞で弥生賞馬が人気を集めているときは慎重に検討すべきでしょう。
1着にはタイトルホルダーが入りました。
前走のホープフルステークスでは、逃げ馬を見る形でレースを進め、直線では逸走したランドオブリバティに代わって先頭に並びました。
しかし、追い比べで力が及ばず4着に敗れました。
今回は好スタートを決めると他に逃げ馬がいなかったこともあり、すんなりとハナに立ちます。
スローペースに落とし込むと直線に入っても余裕を持った走りを見せます。
そのまま後続を寄せ付けずに逃げ切り勝ちを決めました。
今回の勝因は、鞍上の腹を括ったレース運びだと考えられます。
この馬は賞金的にこのレースで3着以内に入ることが皐月賞出走の最低条件でした。
そこで、まず逃げの手に出たこと、そしてスローペースに落とし込んだことが結果的に展開の利をもたらしたのです。
各馬のポジション争いがあまりない少頭数のレースだからこそ、積極的に前へ行き自分に有利なペースに持ち込めたことが最後は勝利にまでつながりました。
鞍上の横山武史騎手が皐月賞でどの馬に乗るかはまだわかりませんが、これだけのレースができればG1制覇も近づいていると言えるでしょう。
2着にはシュネルマイスターが入りました。
前走のひいらぎ賞では直線で中団から抜け出すとノーステッキで3馬身差をつけ快勝しました。
今回は2番手から虎視眈々と前を窺う形になります。
ただ、直線でいざ抜け出そうとしてもあまり伸びきれず結果的に2着に終わりました。
この馬は血統的に戦前から距離不安が囁かれており、距離が長いという評価はある程度正しいように思われます。
ただ、3歳時は素質で距離をカバーできることもあり、今後マイル路線を選ぶのかクラシック戦線へ向かうのか中止が必要です。
断然人気のダノンザキッドは3着に敗れました。
前走のホープフルステークスでは楽な競馬ではないながらも、中団からの抜け出しという王道の競馬で勝利を飾りました。
前走と同コースということもあり今回は単勝1.3倍の支持を受けます。
今回も中団に控え、直線では馬場の真ん中へと持ち出しましたが、反応が鈍く伸び始めたのはラスト100mからとなり差し切れませんでした。
ただ、今回スタート後に控えたり、直線で外に持ち出したりしたのはあえてではないかとも思われ、単に力負けとは言えなさそうです。
春のクラシックの間は一気に評価を下げることは避けた方がよいでしょう。