高松宮記念(G1)2022年3月27日(日曜)中京競馬場 芝1200mの競馬レース結果見解
本日は「高松宮記念(G1)」でのレース見解となります。
高松宮記念(G1)2022年3月27日(日曜)中京競馬場|出走馬
1.サリオス 石橋脩
2.ナランフレグ 丸田恭介
3.シャインガーネット 田辺裕信
4.ライトオンキュー 横山典弘
5.レイハリア 亀田温心
6.サンライズオネスト 武豊
7.レシステンシア 横山武史
8.ジャンダルム 荻野極
9.ロータスランド 岩田望来
10.キルロード 菊沢一樹
11.クリノガウディー 松岡正海
12.エイティーンガール 秋山真一郎
13.トゥラヴェスーラ 鮫島克駿
14.ダイアトニック 岩田康成
15.ファストフォース 柴山雄一
16.ダイメイフジ 小沢大仁
17.メイケイエール 池添謙一
18.グレナディアガーズ 福永祐一
高松宮記念(G1)2022年3月27日(日曜)中京競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 2番 ナランフレグ
2着 9番 ロータスランド
3着 10番 キルロード
単勝
2 2,780円 8番人気
複勝
2 660円 9番人気
9 420円 4番人気
10 4,500円 17番人気
枠連
1-5 4,150円 13番人気
ワイド
2-9 3,490円 34番人気
2-10 40,170円 118番人気
9-10 28,390円 105番人気
馬連
2-9 13,560円 35番人気
馬単
2-9 34,720円 80番人気
3連複
2-9-10 525,080円 439番人気
3連単
2-9-10 2,784,560円 2264番人気
高松宮記念(G1)2022年3月27日(日曜)中京競馬場|レース見解とポイント
大波乱の決着となりました。
今年の高松宮記念は重馬場で開催されました。
3年連続重馬場開催です。
混戦模様の中、最初にハナに立ったのは1番人気のレシステンシアでした。
レシステンシアの1Fにおけるラップを見てみましょう。
200m 12.1 (12.1)
400m 10.3 (22.4)
600m 11.0 (33.4)
800m 11.0 (44.4)
1000m 11.5 (55.9)
1200m 12.4 (1.08.3)
ポイントはテン3Fです。
33秒4の末脚でスタートからの600mを通過しています。
短距離戦なので33秒台を切ることはおかしくありませんが、今年の高松宮記念は重馬場です。
さすがに重馬場で33秒台のペースは実力のあるレシステンシアにとっても苦しい展開でした。
結果的に最後の直線でレシステンシアは沈みますが、それに対して台頭してきたのがナランフレグや17番人気のキルロードといった伏兵たちです。
キルロードは初勝利がダートの馬で、スピードよりもパワーのある馬です。
ナランフレグもデビューがダートで初勝利もダート。
なにより父がダートホースを多数輩出しているゴールドアリュール産駒でパワータイプの馬です。
そのような馬が短距離芝のスペシャリストを抑えて台頭していることから、今年の高松宮記念は明らかにスピードよりもパワーが求められてました。
また、連対したナラングレグとロータスランドは後方からの差し・追い込みで結果を残しているので後方待機組の方が結果を残しやすい舞台でした。
1着はナラングレグで、馬・丸田騎手・調教師・オーナー全員が初G1をつかみました。
素直におめでたい話ではありますが、馬場や展開には恵まれていたのは事実です。
馬場はナラングレグにとって出し切りやすい舞台でしたし、人気馬がそろって崩れてくれたのも上位争いできた要因です。
最後の直線は最内から追い込みを仕掛けましたが前にトゥラヴェスーラがいたので正直詰まってもおかしくありませんでした。
しかし、トゥラヴェスーラが外に寄れたことで隙間が生まれ、そこをついて勝利できたので運にも恵まれていました。
しかしながら、それを踏まえても丸田騎手がイチかバチかの最内を選択し、前が空くことを信じて追い込みを仕掛けたから勝利できたのも事実です。
実際に、現在の中京は内ラチが伸びたのでそこを選択して競馬を行ったのも丸田騎手の力量ですし、展開や運も味方に惹きつけ、騎手の実力でもぎとったG1タイトルといってもいいでしょう。
関係者の皆様、おめでとうございます。