サウジアラビアロイヤルカップ(G3)2021年10月9日(土曜)東京競馬場 芝1600mの競馬レース結果見解
本日は「サウジアラビアロイヤルカップ(G3)」でのレース見解となります。
サウジアラビアロイヤルカップ(G3)2021年10月9日(土曜)東京競馬場|出走馬
1.スタニングローズ 戸崎圭太
2.ケッツァー 柴田大知
3.ステルナティーア 福永祐一
4.ガトーフレーズ M.デムーロ
5.ロードリライアブル 横山武史
6.コマンドライン C.ルメール
7.ウナギノボリ 菅原明良
サウジアラビアロイヤルカップ(G3)2021年10月9日(土曜)東京競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 6番 コマンドライン
2着 3番 ステルナティーア
3着 1番 スタニングローズ
単勝
6220円1番人気
複勝
6120円2番人気
3120円1番人気
枠連
発売なし
ワイド
3-6110円1番人気
1-6150円2番人気
1-3150円3番人気
馬連
3-6180円1番人気
馬単
6-3370円2番人気
3連複
1-3-6190円1番人気
3連単
6-3-1670円1番人気
サウジアラビアロイヤルカップ(G3)2021年10月9日(土曜)東京競馬場|レース見解とポイント
瞬発力とラスト3Fの末脚だけで決まったようなレースです。
最初に1Fあたりのラップを見ると、
200m12.9(12.9)
400m12.0(24.9)
600m12.8(37.7)
800m12.3(50.0)
1000m12.6(1.02.6)
1200m11.4(1.14.0)
1400m10.9(1.24.9)
1600m11.5(1.36.4)
テン4Fが50秒ジャストで上がり4Fが46秒4でプラス3.6秒の超ドスローです。
1Fおきのラップを見てもらえば分かるように前半1000mは終始1Fあたり12秒台で通過し、残り3Fから加速しているので、府中の直線ヨーイドンで勝敗が決まったレースでした。
だいぶ前の話になりますが、フィエールマンが制した菊花賞にも通ずるものがあり、終始12秒台を淡々と刻むレースではそこまでスタミナは消耗されません。
直線3F勝負で決まるのであれば、下手な短距離馬でも好走できるでしょう。
逃げを選択したロードリライアブル騎乗の横山武史騎手は何を考えながら競馬をしたのかわかりませんが、終始ドスローで勝てると思ったのでしょうか。
スロー自体は悪くはありませんが、勝つにはどこかのタイミングでペースを上げなければいけません。
その結果、上位人気勢が直線で末脚を伸ばし、結果的には3F勝負となってしまいました。
これなら600m競走でいいのです。
そして、ドスローを見切って勝利したコマンドラインは、鞍上ルメール騎手がコーナーで動き、勝ちに行きました。
他の騎手の動き出しはルメール騎手より遅く、ルメール騎手は必然的に勝利を手にしました。
直線3F競馬だったので、この一戦で馬の能力を見切るのは非常にむずかしいです。
ここで好走した馬が次走以降で結果を残せるかは相手関係次第ですね。
正直、競馬にくわしい人からしたらそこまで見ごたえのない一戦だと思います。