第21回 チャンピオンズカップ(GI)2020年12月6日(日曜)中京競馬場 ダート1800mの競馬レース結果見解
本日は「第21回 チャンピオンズカップ(GI)」でのレース見解となります。
第21回 チャンピオンズカップ(GI)2020年12月6日(日曜)中京競馬場|出走馬
1 タイムフライヤー 藤岡 佑介
2 ゴールドドリーム 和田 竜二
3 メイショウワザシ 高倉 稜
4 エアアルマス 松山 弘平
5 クリンチャー 三浦 皇成
6 エアスピネル 福永 祐一
7 カフェファラオ C.ルメール
8 サンライズノヴァ 松若 風馬
9 アルクトス 田辺 裕信
10 アナザートゥルース M.デムーロ
11 チュウワウィザード 戸崎 圭太
12 モズアスコット 横山 武史
13 インティ 武 豊
14 ヨシオ 亀田 温心
15 クリソベリル 川田 将雅
16 サトノティターン 藤岡 康太
第21回 チャンピオンズカップ(GI)2020年12月6日(日曜)中京競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 11番 チュウワウィザード
2着 2番 ゴールドドリーム
3着 3番 インティ
単勝
11 1,330円 4番人気
複勝
11 320円 2番人気
2 390円 4番人気
13 1,490円 9番人気
枠連
1-6 3,040円 10番人気
ワイド
2-11 770円 6番人気
11-13 3,970円 34番人気
2-13 3,740円 33番人気
馬連
2-11 4,010円 12番人気
馬単
11-2 11,170円 27番人気
3連複
2-11-13 35,310円 82番人気
3連単
11-2-13 206,940円 391番人気
第21回 チャンピオンズカップ(GI)2020年12月6日(日曜)中京競馬場|レース内容
スタートしました。
揃っています。
何が行くか。内からまず4番のエアアルマスがまず前の位置。
その内からは3番のメイショウワザシ、外からすっと9番のアルクトス、連れて外からは14番ヨシオ13番インティと好位を形成。
間から10番のアナザートゥルース、そしてこの先団の直後やや外目15番のクリソベリルがつけています。
これから1コーナーをカーブして行きます。
4番のエアアルマスが逃げます1馬身のリード。
外目からこれに並べかけようという13番のインティです。
3番手の10番のアナザートゥルースつけています。
そして4番手から3番手と接近15番のクリソベリル。
外ヨシオ、内はゼッケン3番のメイショウワザシが追走しております。
メイショウワザシのその後方ヨシオがいて、そして最内から接近する9番のアルクトス、この集団に接近して参りました間チュウワウィザードが入っています。
タイムフライヤー、ゴールドドリーム固まってその外に7番カフェファラオ。直後ですがゼッケン5番をつけましたクリンチャーが続いております。
そしてその後にエアスピネル、モズアスコット。
後方の2頭ですがそのわずかに16番のサトノティターン、8番のサンライズノヴァが最後方です。
少し縦長になってまいりました。
34コーナー中間前2頭並ぶような形。
この2頭、エアアルマス、そしてインティ両馬が並んでこれから34コーナー中間4コーナーに入ります。
そして前の2頭を射程圏に入れながら現在3番手15番のクリソベリル。
さあ第4コーナーカーブ直線コースに向かいました。
これから各馬が坂を駆け上がります。
ここでインティが抜け出すか、インティが抜け出すか。
そして外からチュウワウィザード。
クリソベリルは現在4番で手。
さあインティ抜け出した。
外からゴールドドリーム伸びてきた。
ゴールドドリーム伸びてきた。
外を突きましては11番のチュウワウィザード、チュウワウィザードが伸びてきた。
インティ、インティ、そしてゴールドドリーム連れてクリソベリルが伸びてくるが、先頭チュウワウィザードゴールイン。
チュウワウィザード勝ちました、チュウワウィザード勝ちました。
1着 11番 チュウワウィザード
2着 2番 ゴールドドリーム
3着 3番 インティ
第21回 チャンピオンズカップ(GI)2020年12月6日(日曜)中京競馬場|レース見解とポイント
チャンピオンズカップは3歳以上オープンの定量戦で行われるレースです。
3歳世代も含めたその年のダート界のチャンピオンを決めるレースとして重要な位置を占めています。
過去10年では1番人気が3勝にとどまり上位人気が勝利を分け合っています。
また、3歳から6歳までの幅広い世代が勝利しています。
一方、8枠に入った馬は2011年のトランセンドの勝利以来、馬券に絡んだことすらなく鬼門と言われています。
今回断然人気を集めたクリソベリルも8枠から4着に敗北しました。
1着にはチュウワウィザードが入りました。
前走のJBCクラシックでは逃げ馬を見る2番手で進め、直線一旦は先頭に立ちかけますが、すぐ後ろから来たクリソベリル、さらにその後ろから来たオメガパフュームに交わされ3着に敗れました。
帝王賞も全く同じ着順であり、現在のダート界での勝負付けは済んだと思われて迎えた今回のレースでした。
まずまずのスタートから最初は中団後方に控えます。
コーナーごとに徐々に前との差を詰めていくと4コーナーでは先団の一角にとりつきました。
直線に入ると内目に進路を取り、一気に伸びてきました。
そのまま抜け出し2着に2馬身以上の差をつけて快勝しました。
この馬は交流G1では2勝しており実力は十分なのですが、それ以上に強い馬に勝ち切れずにいました。
今回はクリソベリルより内枠に入ったことと、元々持っているポテンシャルを十分に発揮できたことが重要だと考えられます。
また、デビュー以来5着以下がないという安定感も魅力的な存在であり、年末の東京大賞典や6歳のシーズンでもまだまだ活躍が期待できそうです。
2着にはゴールドドリームが入りました。
前走のマイルチャンピオンシップ南部杯では早い流れとなった先団を終始捉えることができず6着に敗れました。
今回は中団後方の馬群から徐々にポジションを上げていき、直線で一気に追い出します。
勢いよく坂を駆け上がると前方にいた馬を次々とかわしました。
しかし、残り100m地点で先頭に立ったチュウワウィザードの方が早いスピードを出していたこともあり、最後は2着までとなりました。
とはいえ、7歳という年齢を感じさせない走りで古豪の意地を見せた形になりました。
前走の南部杯でしっかり叩いたこと、最内枠を引けたことが復活の要因だと考えられます。
3着にはインティが入りました。
前走の南部杯では最初こそハナを奪いますがずるずると後退し9着に敗れました。
今回は好スタートを決めると先行争いとなりますが、行き切るのではなく並ぶことを選択します。
直線に入ると振り切って先頭に立つかと思われましたが、猛追してきた1、2着馬に差し切られました。
砂を被ることを嫌う馬なので、砂を被らない位置で2番手並走という形を選んだ武豊騎手の好騎乗だと言えるでしょう。