第34回 フラワーカップ(GⅢ)2020年3月20日(金曜祝)中山競馬場11Rの競馬レース結果見解
※これまで扱っていなかった過去のレースをいくつか振り返ってレース考察・レース見解を行っています。
本日は「第34回 フラワーカップ(GⅢ)」でのレース見解となります。
第34回 フラワーカップ(GⅢ)2020年3月20日(金曜祝)中山競馬場|出走馬
1.エンジョイ 横山 和生
2.トリンカデイラ 坂井 瑠星
3.チェスナットドレス 石橋 脩
4.アミークス 岩田 康誠
5.ナリノクリスティー 石川 裕紀人
6.キングスタイル 三浦 皇成
7.ショウナンハレルヤ 田辺 裕信
8.フラワリングナイト M.デムーロ
9.ミアマンテ 丸山 元気
10.ポレンティア 池添 謙一
11.クリスティ 吉田 隼人
12.シーズンズギフト 横山 典弘
13.アブレイズ 藤井 勘一郎
14.レッドルレーヴ L.ヒューイットソン
第34回 フラワーカップ(GⅢ)2020年3月20日(金曜祝)中山競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 13番 アブレイズ
2着 14番 レッドルレーヴ
3着 12番 シーズンズギフト
単勝
13 930円 12番人気
複勝
13 1,450円 13番人気
14 290円 5番人気
12 160円 1番人気
枠連
8-8 21,370円 26番人気
ワイド
13-14 8,260円 62番人気
12-13 5,250円 50番人気
12-14 730円 7番人気
馬連
13-14 32,060円 57番人気
馬単
13-14 78,940円 133番人気
3連複
12-13-14 32,610円 96番人気
3連単
13-14-12 340,910円 805番人気
第34回 フラワーカップ(GⅢ)2020年3月20日(金曜祝)中山競馬場|レース内容
中山11R第34回、 フラワーカップのレースがスタートしました。内枠の各馬が好スタートです。
2頭が並んで5番のナリノクリスティーが行って、外からは13番のアブレイズも前に出て、行く構えを見せましたが、2頭が並んで行きました。
3番手も広がっています。外には12番のシーズンズギフト、11番のクリスティは先団につけました。
広がって、内から2番のトリンカデイラがいて1コーナーに入っていきます。この馬群の中からは7番のショウナンハレルヤそして10番のポレンティアが続いていきました。
1コーナーから2コーナーへと移っていきます。まずは5番のナリノクリスティーが逃げています。リードは1馬身半です。
2番手には13番のアブレイズがつけていきました。3番手は内からは2番のトリンカデイラでその外には11番のクリスティが4番手です。
前の4頭が向こう正面に向かいます。
1馬身後半の外目から12番のシーズンズギフトがいます。この後ろからは7番のショウナンハレルヤがいて、その外に並んでポレンティアがいて、ここまでがほぼ一段で進みます。
この1馬身後ろの中団に14番のレッドルレーヴの追走です。そこから3馬身空いた後ろには、1番のエンジョイがいって4番のアミークスが続きます。
3コーナーをカーブして1000mの通過タイムは59秒2と上がりました。
2馬身差の後ろから4頭目には9番のミアマンテがいて、その後からは8番のフラワリングナイトと3番のチェスナットドレスが続いて、1番後ろには6番のキングスタイルという隊列となっています。
各馬がこれから4コーナーのカーブへ入っていきます。
5番のナリノクリスティーが単独の先頭でリードは体半分です。差を詰めに行くのは13番のアブレイズです。
第4コーナーをカーブして、外から11番のクリスティ、馬群の外に持ち出して12番のシーズンズギフトも上がっていきます。
14番レッドルレーヴもいて、大外からは8番のフラワリングナイトもいて直線コースへ向かいました。わずかに先頭は13番のアブレイズに変わりました。
残り200mを切る所で、外から一気に14番のレッドルレーヴがやってくる。
間を狙って12番のシーズンズギフトと11番のクリスティも行きますが、13番のアブレイズが粘っている。
リードは1馬身14番のレッドルレーブが追っているが、アブレイズ、アブアレイズがそのまま押し切ってゴールしました。
2着には14番のレッドルレーブが入り、3着には12番のシーズンズギフトが入りました。
1着 アブレイズ(13番)
2着 レッドルレーブ(14番)
3着 シーズンギフト(12番)
第34回 フラワーカップ(GⅢ)2020年3月20日(金曜祝)中山競馬場|レース見解とポイント
2020年3月20日(金)に中山競馬場で行なわれた11R第34回のフラワーカップ(GⅢ)芝1800mの3歳牝馬オープンレースは、単勝の1番人気が12番のシーズンギフトの3.5倍で単勝1桁人気が6頭とやや人気が割れた一戦でした。
そんなレースを制したのは、藤井勘一騎手騎乗の12番人気のアブレイズです。
2番手追走からしぶとく逃げ粘り見事勝利し、波乱を演出しました。
レースは5番のナリノクリスティーが先頭で逃げる展開となり、1000m通過タイムは59秒2と平均ペースで流れました。
最後の直線を向いても13番のアブレイズの脚色が良く、先頭に立っても勢いは衰えず、他馬の追い上げをしのぎきり12番人気という低評価を覆し、見事勝利しました。これで新馬勝ちから連勝を飾り、2戦目での重賞制覇となりました。アブレイズに騎乗した藤井勘一騎手にとっても重賞初制覇となり、嬉しい一勝となりました。
2着にも4番人気のレッドルレーヴが入り、馬連でも3万を超える波乱となりました。
アブレイズはこの勝利により2戦2勝となり、春のクラシック戦線へ向けての挑戦権を得る大きな一勝となりました。
次走はぐんとレースのレベルが上がりそうなため、この馬の成長をどこまで伸ばせるかが次回好走の鍵となるように感じます。
逃げ馬はレースを先頭で引っ張るため、自分のペースで走れる一方、最後の直線ではバテて失速することがままあります。しかし、今レースのアブレイズは最後の直線でもしぶとく走り続けており、「逃げ馬」「なのに最後まで勢いが衰えない」という強い馬の資質を持つ走りを見せてくれました。
そしてさらに逃げ先行馬が有利という競馬の旨みが具現化されたレースでもあります。強い逃げ馬の性質を見極められると競馬予想や回収率はトータルであがります。
最後まで逃げ切れたのはレースのペースが良かったから、といった要因もありますが、3歳馬というまだまだ早熟な年齢のこの馬がどのように成長していくか楽しみです。
このレース結果見解では行われたレースを踏まえて見解を行っています。当サイトオリジナル特典やプレゼントにてお渡ししている競馬ノウハウと組合せてご覧いただければ幸いです。
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