競馬のレース展開(脚質との関係)とレース見解について
本日は、
■レース展開(脚質との関係)
と
■レース見解
について解説していきます。
競馬においては、『レースの展開』よりも『レースの見解』を大事にすることが大切な部分です。
何故かというと、スタート1つでレース展開は変わるため、予想すべきポイントは、
『レースの見解』
であり、
『レースの展開』
は、予想してもどうせ変わってしまいますから、神様でない限り、レース展開を完璧に予想することは不可能だからです。特に16頭以上いるレースでは、スタートでいろいろな馬との兼ね合いで前にいったり、後ろにいったりと目まぐるしく動きますから、そこらへんはジョッキーに任せておいて、私達はオッズと馬の実力予想に着目した方がはるかに効率的となります。
競馬のレースは1度の大勝負ですが、おそらく、もう1度同じ面子で同じレースを次の日に行うと、またレース展開は変わるケースの方が多いです。
(似ていても、異なるケースが多いです。)
ただし、同じ面子で行うレースの結果は、
・結果がほぼ変わらないレース
と
・結果が変わりやすいレース
があり、1強馬がいる場合は結果がほぼ変わらないレースになったり、上位が拮抗している場合、結果が変わりやすいレースとなります。
このレース傾向を分析しておき、レース見解を予想しておくことが重要な部分です。
(少し難しいお話かもしれませんが、イメージとしては、レース展開よりもレース見解が大切である、ということを覚えてもらえれば幸いです。)
ちなみに、レース展開で予想すべき部分は、
・馬の脚質
で、内枠の逃げなどはスタートさえよければ効率良く、最短距離で逃げてくれるので、展開が有利に運び、こういったレース展開予想は意味を成します。
馬の脚質は、
「逃げ、先行、差し、追い込み」
の4種類が一般的な脚質で表されます。
※稀に一般的にはあまり表記されませんが、競馬には、
- 大逃げ→最初から飛ばし、逃げより遥か先に行く大きな逃げ
- 自在→どんな展開でも脚質を活かせる馬
- まくり→第3コーナーあたりから早目に仕掛ける脚質
- 一気駆け→殿(しんがり)からの追い込みを得意とする脚質
のような特殊な脚質や戦法で勝負する馬もいます。ですが、脚質の基本は4種類の逃げ、先行、差し、追い込みで考えておけばOKです。
特に逃げ馬は展開に左右されずに自分の実力一本勝負なので、こういった馬がいる場合は、レース展開を予想することも意味があるということです。
本当に強い逃げ馬は、
『最後までスタミナ切れを起こさず、逃げてさらにラストの直線でも伸びていく馬』
で、こういった馬を見つけたら、どのレースでも注目し、追っていくと馬券収支にもプラスに反映されていきます。
競馬は、逃げ馬、先行馬が有利でもあり、逃げ馬と先行馬の脚質(レースで先に前へ行く脚質)は、そもそも馬券のトータル回収率が高くなっているので、こういった馬がいる場合は、レース展開が予想できる時があるということです。
※競馬はトータル的には、差し馬~追い込み馬よりも、逃げ馬~先行馬の方が有利という傾向があるということです。ですが、本当に強い差し馬や追い込みの馬は、特にこういった要素は関係無く、ラストに伸びて差し切れる馬もいますので、あくまで逃げ馬、先行馬が有利というのは競馬のトータル的な概念として捉え、本質的には馬の脚質と合わせて、その馬本来の実力を見抜くことが重要なポイントとなります。
なので、レース展開を予想する際は、
『どの馬が逃げて前に行き、どの馬が後ろで待機しそうな傾向があるか?』
という部分のみを予想するだけでOKです。
他は予想してもレース展開は変わりますから、競馬の予想では、
『レース展開よりも、レース見解を大事にする』
ということをしておいた方が、馬券を当てられる確率や回収率には直結するということです。
まとめると、
『各レースでどういったポイントに注目し、どの馬に注目して予想を組み立てていくか?』
が大事であり、これが回収率に直結していきます。
注目馬の人気から、
- あえてその馬を避けた予想にするのか?
- その馬を軸にするのか?
- 組み合わせの中に入れておき、保険馬として残しておくのか?(両天秤形)
というような形で考えていくことで、最終的な判断は、
『世間の人気(馬のオッズ)』
を見て、判断していくことで、競馬のトータル回収率は上げていくことができます。
注目馬が入着したとしても、馬券は3着以内の馬を当てる馬券がありますから、他の2頭が上位に来ることで、当たる馬券がある訳です。(特に複勝やワイドなど)
注目馬が上位にきても、こなくても当たる買い目を算出しておくことはとても重要なことで、これを
『注目馬の人気のバランス』
に応じて、最適な買い目にしていけるとベストです。
最適な買い目は、注目馬の人気に応じて、
- 注目馬を一切入れない買い目
- 注目馬を軸にする買い目
- 注目馬が上位に来ても来なくても当たる買い目(他の馬のワイドや複勝など)
- 注目馬を保険として賭け、組み合わせの中には入れておきつつ、3連複やワイド馬券で注目馬がいるパターンといないパターンの両天秤の買い目
というような形で、各種パターンを考えておくことが重要です。
まずは、このようなパターンを予想していきながら、的中率と配当率のバランスを取りながら競馬予想を効率良くできるとトータル的にとても良い結果に繋がっていきます。
的中率をあげたい場合は買い目を多くすればそれだけ的中率は上がりますし、効率性と回収性を重視したい場合は買い目を絞り、集中型で馬券購入することで、当たったときの配当値が高くなります。
これは好みですので、大事なことは、
『世間が見抜けていない人気薄の実力馬や的中値と配当値の高い買い目で勝負していく』
ということです。
これができれば、どの馬券術でも、競馬商材を活用しても、競馬は自然とプラス収支になっていきます。
これがレース見解を予想に結びつける方法であり、参考にして頂ければと思います。