エクセル伊勢佐木開設20周年記念 伊勢佐木特別 2020年11月21日(土曜)東京競馬場 ダート2100mの競馬レース結果見解
本日は「エクセル伊勢佐木開設20周年記念 伊勢佐木特別」でのレース見解となります。
エクセル伊勢佐木開設20周年記念 伊勢佐木特別 2020年11月21日(土曜)東京競馬場|出走馬
1 ワンダーコノシュア 石川 裕紀人
2 ジャッジ M.デムーロ
3 ベルウッドカザン 黛 弘人
4 ワカミヤオウジ 木幡 育也
5 ロードリバーサル 横山 武史
6 バンクオブクラウズ 酒井 学
7 ウインダークローズ 丹内 祐次
8 エイシンヨッシー 武藤 雅
9 キタノヴィジョン 三浦 皇成
10 レオステップアップ 津村 明秀
11 ブリッツェンシチー 北村 宏司
12 ラボーナ 石橋 脩
13 スタンサンセイ 丸山 元気
14 ヴィアメント 戸崎 圭太
15 サイモンサーマル 内田 博幸
16 セイユメアカリ 斎藤 新
エクセル伊勢佐木開設20周年記念 伊勢佐木特別 2020年11月21日(土曜)東京競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 6番 バンクオブクラウズ
2着 9番 キタノヴィジョン
3着 7番 ウインダークローズ
単勝
6 520円 3番人気
複勝
6 210円 5番人気
9 170円 2番人気
7 180円 4番人気
枠連
3-5 1,500円 9番人気
ワイド
6-9 600円 8番人気
6-7 680円 9番人気
7-9 530円 7番人気
馬連
6-9 1,750円 10番人気
馬単
6-9 3,350円 16番人気
3連複
6-7-9 3,270円 10番人気
3連単
6-9-7 16,820円 53番人気
エクセル伊勢佐木開設20周年記念 伊勢佐木特別 2020年11月21日(土曜)東京競馬場|レース内容
スタートしました。
キタノヴィジョンやや後方からの競馬になります。
まずスタートは5番ロードリバーサル、6番バンクオブクラウズ赤い帽子2頭が出てきました。
7番のウインダークローズ、16番セイユメアカリ、11番ブリッツェンシチーこれから先行グループを作ります。
直後には10番レオステップアップが入って13番スタンサンセイが続いて1コーナーをカーブします。
6番バンクオブクラウズが先頭に立ちました。
バンクオブクラウズ先頭2コーナーです。
7番ウインダークローズがついていっての二番手。
三番手は3馬身開きました5番ロードリバーサル、11番ブリッツェンシチー2頭。
5番手グループが一団でこの馬群の外にジャッジが上がっていって向正面に差し掛かります。
10番レオステップアップ、は6番セイユメアカリ、3番ベルウッドカザンとここは一団。
直後に13番スタンサンセイです。
中団のインコースが8番エイシンヨッシー。
向正面。
中間よりも後ろに構える14番ヴィアメント、先頭との差は10馬身。
内は1番ワンダーコノシュア、この2頭の間4番ワカミヤオウジ。
後方3頭目12番ラボーナが入って15番サイモンサーマル、9番キタノヴィジョンが最後方待機です。
残り1000mの標識を過ぎてこれから3コーナーのカーブに差し掛かります。
16頭先頭6番のバンクオブクラウズリード1馬身は変わりません。
2番手7番ウインダークローズ800mを切りました。
3番手は以前3馬身間が空いて2番ジャッジが3番手に上がりました。
その後5番ロードリバーサル、13番スタンサンセイも押し上げます。
4番手外目11番ブリッツェンシチー、10番レオステップアップ、その後ろが14番ヴィアメント。
4コーナーから直線コースに向きます。
先頭6番バンクオブクラウズ振り切りにかかります。
ムチが入って並び掛けます7番ウインダークローズ。
残り400m坂を登っていきます。
3番手は内2番ジャッジ、5番ロードリバーサルが外へと持ち出します。
5番手から勢いよくヴィアメントが追い上げて来て、坂の登り。
先頭突き放して6番バンクオブクラウズ坂を登って200mを切った。
リードは3馬身。2番手は横一線でウインダークローズ、ロードリバーサル、ヴィアメント、ジャッジ。
追い込んでくる9番キタノヴィジョンが2番手の一角まで加わってくるが、先頭6番バンクオブクラウズだ。
バンクオブクラウズ逃げ切ってゴールイン。
1着 6番 バンクオブクラウズ
2着 9番 キタノヴィジョン
3着 7番 ウインダークローズ
エクセル伊勢佐木開設20周年記念 伊勢佐木特別 2020年11月21日(土曜)東京競馬場|レース見解とポイント
伊勢佐木特別は3歳以上2勝クラスの定量戦で行われるレースです。
過去10年の傾向を分析してみると、3歳馬と4歳馬が5勝ずつと非常に偏っており、今年は3歳馬が掲示板を独占しました。
また、1番人気の成績が2-0-2-6で勝率20%、複勝率40%と低いのに対し、10~12番人気が2勝するなど、人気に関係なく激走が見られるレースでもあります。
1着に入ったのはバンクオブクラウズでした。
前走のレパードステークスでは中団馬群からの進出を図りましたが、4コーナーで既に他の馬に後れを取ってしまい、結局1着から3秒7差の14着に大敗してしまいました。
自己条件に戻った今回は、酒井騎手に乗り替わりとなり、好スタートを決めるとそのまま先頭に立ちます。
先頭でレースを引っ張っていくと、危なげない逃げを見せ、直線に入っても坂で失速することはありませんでした。
坂の頂上では激しい2番手争いを尻目に十分なリードを確保し、そのまま逃げ切りに成功しました。
この馬が逃げるのは実は今回が初めてであり、乗り替わりだからこその思い切った騎乗ができたと考えられます。
また、未勝利戦では2番手からの競馬で勝利したこともあり、決して先行することが苦手な馬ではないと言えます。
他に逃げ馬がいなかったこともあり、思い切った逃げを成功させたことで潜在能力が引き出されたと言えるでしょう。
2着にはキタノヴィジョンが入りました。
前走の桑園特別では勝ち馬と並ぶような形で後方から徐々にポジションを上げていく競馬となりましたが、最後は差を開けられ2着に敗れました。
今回もスタートで少し出遅れ、後方からの競馬となりましたが、直線が長い東京コースというのもありギリギリまで進出を我慢しました。
直線に入って一気に追い込むとメンバー唯一の上り3ハロン35秒台を叩き出し、最後は2着にまで追い上げました。
この馬は出遅れ癖が見られるものの、今回のように末脚はきちんと使えるので、ゲートが改善されさえすれば着差はもっと縮まるものと考えられます。
3着にはウインダークローズが入りました。
前走は先行馬群から早めに進出を開始し、4コーナーでは2番手まで追い上げて来て勝てそうな雰囲気も出ていましたが、最後は刺されてしまい2着に敗れました。
今回は逃げたバンクオブクラウズのすぐ後ろの2番手に位置取り、じっと交わすタイミングをうかがっていました。
しかし直線でもバンクオブクラウズの勢いは止まらず、差を広げられる形となりました。
一方で、この馬自身も脚が止まることはなくキタノヴィジョンに交わされはしましたが接戦となった3着争いを制しました。
この馬は未勝利を脱するのに時間がかかりましたが、ここにきて安定して走れており今は調子がいいといえるでしょう。