第70回チャレンジカップGⅢ 2019年11月30日(土曜)阪神競馬場 芝2000mの競馬レース結果見解
本日は「第70回チャレンジカップGⅢ」でのレース見解となります。
このレース結果見解では行われたレースを踏まえて見解を行っています。当サイトオリジナル特典やプレゼントにてお渡ししている競馬ノウハウと組合せてご覧いただければ幸いです。
第70回チャレンジカップGⅢ 2019年11月30日(土曜)阪神競馬場|出走馬
1.ビレステイキング R.ムーア
2.ギベオン L.デットーリ
3.ベステンダンク 和田 竜二
4.ロードマイウェイ C.ルメール
5.ブラックスピネル C.スミヨン
6.ケイアイノーテック 幸 英明
7.トリオンフ 岩田 康誠
8.ハッピーグリン 武豊
9.ステイフーリッシュ 中谷 雄太
10.ノーブルマーズ 川田 将雅
11.テリトーリアル 藤岡 康太
12.ゴーフォザサミット 北村 宏司
第70回チャレンジカップGⅢ 2019年11月30日(土曜)阪神競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 4番 ロードマイウェイ
2着 7番 トリオンフ
3着 1番 ブレステイキング
単勝
4 470円 2番人気
複勝
4 210円 2番人気
7 580円 7番人気
1 220円 4番人気
枠連
4-6 3,750円 18番人気
ワイド
4-7 1,730円 22番人気
1-4 630円 5番人気
1-7 2,220円 29番人気
馬連
4-7 4,840円 18番人気
馬単
4-7 7,510円 30番人気
三連複
1-4-7 8,830円 34番人気
三連単
4-7-1 43,330円 149番人気
第70回チャレンジカップGⅢ 2019年11月30日(土曜)阪神競馬場|レース内容
第70回チャレンジカップGⅢがスタートしました。
揃ったスタート、内から押した3番ベステンダンク、2番のギベオンも前から、そして5番ブラックスピネル、7番のトリオンフも先行して行きます。
外からは10番ノーブルマーズ、11番テリトーリアル、まずは7番のトリオンフが先頭に立ちリードは1馬身、外目から10番ノーブルマーズ、内から3番ベステンダンクが続いてこの2頭が2番手3番手で1コーナー、4番手には外から11番テリトーリアル、すぐ後ろに5番のブラックスピネルで先団を形成、内から1番のブレステイキングで1コーナーから2コーナー、7番のトリオンフが逃げて行きます。
2コーナーのカーブ、2番手には10番のノーブルマーズで向こう上面へ出ます。
3番手に3番ベステンダンク、外は体半分差11番テリトーリアル、間から5番のブラックスピネルが控えて5番手から行きます。
1馬身差、中団前は内目から1番ブレステイキング、外から9番のステイフーリッシュが続き、その後ろに2番のギベオンがちょうど中団で、先頭までは6馬身から7馬身程、1000mの通過は1分1秒2とあがり3コーナーを迎えます。
2馬身差で後方より12番ゴーフォザサミット、外からは4番ロードマイウェイ、後方から4頭目残り800、後ろから2頭目が8番のハッピーグリン、2馬身空いて6番のケイアイノーテックは最後方となっています。
3,4コーナー中間で残り600を通過、7番のトリオンフが先頭ですが接近する10番のノーブルマーズ、そして11番のテリトーリアル3頭の差が無くなって4コーナーを迎えます。
4番手以降は一団となり、ブラックスピネル、外を回ってステイフーリッシュ、中団の大外にロードマイウェイ、直線へ向かいます。
逃げる7番のトリオンフに迫っていく10番のノーブルマーズ、2頭に差が無くなりその後ろから追ってくるのは5番のブラックスピネル、残り200を通過、その外からロードマイウェイ、馬群の内へ切り込みながら1番のブレステイキングも追っています。
その後ろからハッピーグリン、ケイアイノーテックですが、粘る7番のトリオンフを4番のロードマイウェイが追っていく、4番のロードマイウェイが先頭でゴールインです。
第70回チャレンジカップGⅢ 2019年11月30日(土曜)阪神競馬場|レース見解とポイント
チャレンジカップはこれまで1800mのハンデ戦でしたが、2017年からは2000mの別定戦となり、固い決着が続いています。
それに伴い1番人気の信頼は厚く、今回の単勝1番人気馬ギベオンにも当然注目していました。
特にギベオンの按上はあのデットーリ騎手という事もあり、今回は鉄板かとも思われましたが、そのギベオンは9着に沈むという波乱の展開となりました。
今回のレースを振り返ると、一番のポイントはルメール騎手の上手さです。
レース展開としてはスローとなり、4コーナーをカーブする際、ロードマイウェイとギベオンは共に外に出して最後の直線を迎えようとしますが、ロードマイウェイは内を走るギベオンの外出しを阻むようにあえて並走しています。
ギベオンよりも外目を走るロードマイウェイは、最後の直線で外目で他馬に邪魔されること無く末脚を使えましたが、ギベオンはロードマイウェイが並走していた事で外へ出せず、最後の直線ではステイフーリッシュとテリトーリアルに阻まれるような形になり、何も出来ずに沈んでしまいました。
直線前の4コーナーカーブでは早めに仕掛けるよりも、ギベオンを「ここで封じる」という判断がルメール騎手にはあったのでしょう。
そして、前を走るトリオンフを最後の直線で差し切れるという自信も伺えます。
今回のチャレンジカップは、デットーリ騎手を沈めた仕掛けのタイミングや、ロードマイウェイの能力をしっかりと把握したルメールの神騎乗が光ったレースです。