第62回 宝塚記念(GⅠ)2021年6月27日(日曜)阪神競馬場 芝2200mの競馬レース結果見解
本日は「第62回 宝塚記念(GⅠ)」でのレース見解となります。
第62回 宝塚記念(GⅠ)2021年6月27日(日曜)阪神競馬場|出走馬
1 ユニコーンライオン 坂井 瑠星
2 レイパパレ 川田 将雅
3 メロディーレーン 幸 英明
4 ワイプティアーズ 和田 竜二
5 アドマイヤアルバ 酒井 学
6 シロニイ 松若 風馬
7 クロノジェネシス C.ルメール
8 カデナ 浜中 俊
9 アリストテレス 武 豊
10 カレンブーケドール 戸崎 圭太
11 モズベッロ 池添 謙一
12 ミスマンマミーア 岩田 望来
13 キセキ 福永 祐一
第62回 宝塚記念(GⅠ)2021年6月27日(日曜)阪神競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 7番 クロノジェネシス
2着 1番 ユニコーンライオン
3着 2番 レイパパレ
単勝
7 180円 1番人気
複勝
7 110円 1番人気
1 350円 7番人気
2 140円 2番人気
枠連
1-5 3,030円 10番人気
ワイド
1-7 920円 12番人気
2-7 200円 1番人気
1-2 1,170円 14番人気
馬連
1-7 2,780円 9番人気
馬単
7-1 3,930円 12番人気
3連複
1-2-7 2,200円 8番人気
3連単
7-1-2 13,340円 44番人気
第62回 宝塚記念(GⅠ)2021年6月27日(日曜)阪神競馬場|レース見解とポイント
宝塚記念は、3歳以上オープンの定量戦で行われるレースです。
上半期を締めくくるグランプリレースであり、夏を前にして各馬がタイトルを取りにきます。
過去10年で1~3番人気が6勝、4~9番人気が4勝となっていますが、10番人気以下も馬券内には食い込んでおり、G1としては荒れる傾向にもあります。
また、8枠が7勝と圧倒的な成績を残しており、マークしたい枠です。
1着にはクロノジェネシスが入りました。
前走のドバイシーマクラシックでは、中団からレースを進め直線で抜け出しを図りますが、最後方から迫ってきたミシュリフにクビ差交わされ2着に敗れました。
今回はスタートから前に押し上げていき先行集団の一角に位置を確保します。
そのままのポジションを追走すると、直線では外目に持ち出し伸びてきます。
前2頭にある程度離されて直線を迎えますが、残り200mを切ると一気に伸びてきて最後は2着に2馬身差をつけて快勝しました。
これで牝馬初のグランプリ3連覇を達成し、G14勝目にもなりました。秋には凱旋門賞を目指すことも明らかにしていますが、父のバゴとの父子制覇も全く夢ではないと言えるでしょう。
2着にはユニコーンライオンが入りました。
前走の鳴尾記念では積極的に先手を奪っていくと、競りかける馬もいなかったことで超スローペースに落とし込み2番手以下を寄せ付けずに快勝しました。
今回は内枠からじわじわと前へと出ていきます。
今回も他の馬が競りに行こうとしなかったためすんなりとハナを取ります。
やはり遅めのペースに持ち込むと、直線では内ラチ沿いで粘りこみます。
残り400mでレイパパレにとらえられますが最後にもう一度差し返し、2着に健闘しました。
この馬は長期の休養を終えて以降、以前とは全く違う走りを見せており、G1でも好走したことは秋に向けて大きな収穫だと言えます。
3着にはレイパパレが入りました。
前走の大阪杯ではスタートで躓きながらも二の足で先手を奪っていくと直線ではリードを離して無敗のG1馬となりました。
今回も逃げるかと思われましたが、ユニコーンライオンにハナを譲ると2番手からのレースとなります。
直線ではそのままユニコーンライオンを一旦は交わしましたが最後は差し返され3着に敗れました。
今回差し返されたのは地力というよりは初めての距離でスローペースだったことが大きいと考えられます。
むしろ暴走せず抑えられたことは敗れながらも秋に向けてのプラス材料だと言えそうです。