フェブラリーステークス(G1)2023年2月19日(日曜)東京競馬場 ダート1600mの競馬レース結果見解
本日は「フェブラリーステークス(G1)」でのレース見解となります。
フェブラリーステークス(G1)2023年2月19日(日曜)東京競馬場|出走馬
1.ジャスパープリンス 田中勝春
2.シャルーズスパイト J.モレイラ
3.ケンシンコウ T.バシュロ
4.ドライスタウト 戸崎圭太
5.オーヴェルニュ 福永祐一
6.メイショウハリオ 浜中俊
7.レモンポップ 坂井瑠星
8.アドマイヤルプス 内田博幸
9.ショウナンナデシコ 横山武史
10.テイエムサウスダン C.ルメール
11.ソリストサンダー 菅原明良
12.セキフウ M.デムーロ
13.スピーディキック 御神本訓史
14.ヘリオス 武豊
15.レッドルゼル 川田将雅
16.ケイアイターコイズ 横山和生
フェブラリーステークス(G1)2023年2月19日(日曜)東京競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 7番 レモンポップ
2着 15番 レッドルゼル
3着 6番 メイショウハリオ
単勝
7 220円 1番人気
複勝
7 130円 1番人気
15 230円 3番人気
6 260円 4番人気
枠連
4-8 1,140円 3番人気
ワイド
7-15 450円 2番人気
6-7 470円 3番人気
6-15 1,180円 12番人気
馬連
7-15 970円 2番人気
馬単
7-15 1,420円 3番人気
3連複
6-7-15 2,630円 5番人気
3連単
7-15-6 7,700円 12番人気
フェブラリーステークス(G1)2023年2月19日(日曜)東京競馬場|レース見解とポイント
今年最初のG1競走、フェブラリーステークスは良馬場で開催されました。
最初にハナに立ったのは中枠から飛び出したショウナンナデシコです。
ショウナンナデシコの1Fにおける時計を見てみましょう。
200m 12.3 (12.3)
400m 10.9 (23.2)
600m 11.4 (34.6)
800m 12.0 (46.6)
1000m 12.5 (59.1)
1200m 12.1 (1:11.2)
1400m 12.0 (1:23.2)
1600m 12.4 (1:35.6)
テン3Fが34秒6で上がり3Fは36秒5なので完全に前傾ラップとなりました。
3.4コーナーあたりで前方と後方の差が詰まり、各馬がスパートを仕掛ける中、外目から動き出したのが人気のレモンポップです。
フェブラリーステークスは差しや追い込み馬が毎年台頭し、現に今年においてもレッドルゼルやメイショウハリオは後方から馬券内に入選しました。
しかし、その中で先行しながら楽に追い上げたのがレモンポップです。
レモンポップはどちらかというと1400mのほうが適性はありますが、このフェブラリーステークスと同舞台で開催された昨年の武蔵野ステークスにおいてもギルデッドミラーと差のない2着で強い競馬を行っています。
そのときの実力がここにも反映され、後方集団が脚を伸ばす中1頭だけ楽勝でゴールインしました。
レース全体を見るとハイペースの流れでスタート直後に大きく出遅れたメイショウハリオが3着まで入選しているように後方有利の舞台です。
しかし、そのなかでもレモンポップは展開とかみ合いづらい先行競馬で楽勝しているので1頭だけ力強さが証明された形となりました。
もっとも、この舞台を連破したカフェファラオが今年は不在で、有力視されていたギルデッドミラーが直前の調教で故障し、引退しています。
そのため、ある意味今年のフェブラリーステークスは有力馬不在で例年と比較してもメンバーレベルは劣っています。
しかも、東京ダート1600mはワンターンの芝スタートという極めて特質的な舞台での勝利でした。
レモンポップはここを制して無事にG1馬になりましたが、ほかの舞台でどこまでやれるかは未知数です。
今後はどういった路線に向かうか分かりませんが、今年のフェブラリーステークスに出走しなかった有力ダート馬とどこまでやれるか見てみたいものです。