シンザン記念(GⅢ)2021年1月10日(日曜)中京競馬場 芝1600mの競馬レース結果見解
本日は「シンザン記念(GⅢ)」でのレース見解となります。
シンザン記念(GⅢ)2021年1月10日(日曜)中京競馬場|出走馬
1.マリアエレーナ 川島 信二
2.ブルーシンフォニー 田辺 裕信
3.ルークズネスト 幸 英明
4.カスティーリャ 松山 弘平
5.ダディーズビビッド 浜中 俊
6.セラフィナイト 丸山 元気
7.ファルヴォーレ 吉田 隼人
8.トーカイキング 和田 竜二
9.ルース 池添 謙一
10.バスラットレオン 坂井 瑠星
11.レゾンドゥスリール 川田 将雅
12.ピクシーナイト 福永 祐一
13.ロードマックス 岩田 望来
14.ワザモノ 黛 弘人
15.ククナ C.ルメール
シンザン記念(GⅢ)2021年1月10日(日曜)中京競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 12番 ピクシーナイト
2着 3番 ルークズネスト
3着 10番 バスラットレオン
単勝
12 1,300円 4番人気
複勝
12 320円 5番人気
3 440円 8番人気
10 180円 2番人気
枠連
2-7 2,980円 12番人気
ワイド
3-12 2,920円 35番人気
10-12 1,040円 10番人気
3-10 1,070円 11番人気
馬連
3-12 11,980円 39番人気
馬単
12-3 21,940円 68番人気
三連複
3-10-12 13,750円 49番人気
三連単
12-3-10 118,210円 380番人気
シンザン記念(GⅢ)2021年1月10日(日曜)中京競馬場|レース内容
今年のクラシック戦線へ向け、第55回シンザン記念(GⅢ)がスタートしました。
ほぼ揃いました。スタートが速かったのは12番ピクシーナイト、内から8番のトーカイキングが並びかけますが、僅かに体半分から1馬身前の12番ピクシーナイトが内を抑えて前に入りました。
第2コーナーカーブです。
2番手が3頭になって中に10番バスラットレオン、外からは13番のロードマックスが前に迫ります。
8番トーカイキングは控えて4番手になりました。
その後は4番カスティーリャ、外に5番ダディーズビビッド、インコース2番ブルーシンフォニー、中団後ろに7番のファルヴォーレがいて、インコースに3番ルークズネスト、直後に14番ワザモノ、この内に9番ルース、15番ククナは後方から4番手。
先頭まで11・12馬身。
あとは1番マリアエレーナ、6番セラフィナイト、最後方11番のレゾンドゥスリール。
各馬3コーナーを回って行きます。
前半の800mは46秒ぐらいで行きました。
先頭は12番のピクシーナイトです。
リードは1馬身。
2番手は10番バスラットレオン、13番ロードマックス、前3頭が体半分、差がなくなって来まして残り600mを切りました。
4番手8番のトーカイキングが内、外からは5番のダディーズビビッド、4コーナーへ向かいます。
その直後から7番ファルヴォーレ。
4コーナーを回って直線コースに向かいました。
前は12番ピクシーナイト、10番バスラットレオン、その後ろから13番のロードマックス、間を割って来ようと2番ブルーシンフォニー、内から8番トーカイキング、外からは5番ダディーズビビッド。
やや離れた外からは3番ルークズネストも追って来る。
その後に15番ククナ。
前は12番のピクシーナイトが先頭、リードは3馬身に開いた。
2番手は10番のバスラットレオン、3番手から2番手に上がろうと3番のルークズネスト、そしてようやく15番ククナは現在4番手。
先頭は12番のピクシーナイト、リードは1馬身半ゴールイン。
1着 ピクシーナイト(12番)
2着 ルークズネスト(3番)
3着 バスラットレオン(10番)
シンザン記念(GⅢ)2021年1月10日(日曜)中京競馬場|レース見解とポイント
シンザン記念(GⅢ)は1967年に創設されたレースで、近年でもジェンティルドンナ、アーモンドアイの三冠牝馬2頭に加え、シーキングザパール、タニノギムレット、ミッキーアイルといった多くのGⅠ馬を輩出しています。
この出世レースを制したのは、4番人気のピクシーナイトでした。
スタートも速く行き脚がつくと内の先行馬の様子を見ながら先頭に。
前半の800mを46秒3と平均ペースで進めたこともあり4コーナーでも手応え十分で、坂を利用して後続を突き放すと最後まで脚色が衰えることなく、終わってみれば1馬身1/4馬身差の逃げ切り勝ち。
前走は出遅れに加え折り合いを欠いたりとチグハグな競馬でしたが、最後は2着馬に半馬身差まで詰め寄るなど力のあるところは証明。
今回は逃げられたことで折り合いを欠く面は見せませんでしたが、次走以降はどういうレースを見せてくれるか注目が必要です。
2着には後方から追い込んだ、8番人気のルークズネストが入りました。
前半はやや掛かりぎみでしたが、内枠を利して前に馬を置く形で道中は10番手付近を追走。
3コーナー過ぎから徐々に外目を上がり、坂の途中では前を捕えそうな勢いにも見えましたが、勝ち馬に馬体を併せるまでには至らず2着に上がるのが精一杯でした。
前走で初勝利を挙げたばかりでしたが、勝ちタイムの1分33秒6はメンバー中3位の持ち時計と優秀でした。
新馬戦や今回は後方から追い込み、前々走と前走は好位からと、レースに幅があることから、この先どんな成長を遂げてくれるか楽しみな一頭です。
3着には、人気の1頭でした2番人気のバスラットレオンが入りました。
スタートから積極的に好位を取りに行くと、道中は逃げ馬を斜め前に見る2番手をキープ。
4コーナー付近から逃げるピクシーナイトに徐々に馬体を並びかけて行きましたが坂下で離されてしまい、最後は2着馬にも交わされ3着に粘るのがやっとの内容。
まだ1勝の身ではありますが、GⅠ・4着を含め重賞でも堅実な走りを披露している同馬。
2戦連続で中2週と強行軍ではありましたが、勝ち切れないながらも3着と結果を残した内容は立派。
ですが、坂で止まったことを考えると平坦コースがベストの印象にも映ります。
なお、1番人気に支持されたククナは4着。
直線では2着馬と併せ馬のような形で伸びて来ましたが、思ったほど伸びずに4着と期待を裏切る結果に。
久々も影響した印象ですが、勝ちタイムが平凡だったアルテミスステークス(GⅢ)2着が過剰人気した感も否めません。