第163回 天皇賞(春)(GⅠ)2021年5月2日(日曜)阪神競馬場 芝3200mの競馬レース結果見解
本日は「第163回 天皇賞(春)(GⅠ)」でのレース見解となります。
第163回 天皇賞(春)(GⅠ)2021年5月2日(日曜)阪神競馬場|出走馬
1 ワールドプレミア 福永 祐一
2 アリストテレス C.ルメール
3 カレンブーケドール 戸崎 圭太
4 シロニイ 松若 風馬
5 ディアスティマ 坂井 瑠星
6 マカヒキ 藤岡 康太
7 ユーキャンスマイル 藤岡 佑介
8 ディバインフォース 武 豊
9 ジャコマル 横山 和生
10 ゴースト 鮫島 克駿
11 メイショウテンゲン 酒井 学
12 ディープボンド 和田 竜二
13 ナムラドノヴァン 内田 博幸
14 ウインマリリン 横山 武史
15 オセアグレイト 横山 典弘
16 メロディーレーン 池添 謙一
17 オーソリティ 川田 将雅
第163回 天皇賞(春)(GⅠ)2021年5月2日(日曜)阪神競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 1番 ワールドプレミア
2着 12番 ディープボンド
3着 3番 カレンブーケドール
単勝
1 520円 3番人気
複勝
1 160円 2番人気
12 150円 1番人気
3 200円 4番人気
枠連
1-6 470円 1番人気
ワイド
1-12 360円 1番人気
1-3 500円 4番人気
3-12 530円 5番人気
馬連
1-12 940円 2番人気
馬単
1-12 2,220円 5番人気
3連複
1-3-12 2,040円 2番人気
3連単
1-12-3 11,490円 15番人気
第163回 天皇賞(春)(GⅠ)2021年5月2日(日曜)阪神競馬場|レース見解とポイント
天皇賞春は、4歳以上オープンの定量戦で行われるレースです。
GIの中で最も長い3200mという距離を走るレースであり、スタミナ自慢が集結する戦いです。
過去10年でもフィエールマン、キタサンブラック、フェノーメノがそれぞれ連覇を達成しているようにリピーターの多いレースですが、今年はフィエールマンの引退もあり、混戦となりました。
今年優勝したのはワールドプレミアでした。
前走の日経賞では、スタートで後手を踏みながらも中団につけ、34コーナーで上っていきました。
直線では前を捉えにかかりますが、最後は力及ばず3着となりました。
今回は、内枠から枠なりに中団前目にポジションを確保します。
そこから2周目の2コーナーにかけて、やや外目に進路を取ると馬群の外側に位置を切り替える形を取ります。
4コーナーではそのまま外に持ち出し、同枠のアリストテレスと併せる形で伸びてきます。
残り200mを切って、先頭に並ぶとそのまま後続を振り切って、勝利を収めました。
道中は他の有力馬の後ろにつける形となり、差し切れるかどうかといった流れでしたが、元から切れ味のあるタイプでもあり、最後はむしろ前の馬を飲み込んで差し切りました。
この馬にとっては、これが菊花賞以来の勝利となり、ステイヤーとしての能力を出し切りました。
昨年は長期休養を余儀なくされて2戦しかできなかったので、今年は昨年の分も含めて戦い抜いてほしいところです。
2着には1番人気のディープボンドが入りました。
前走の阪神大賞典では4番手からレースを進め、直線で堂々と抜け出すとそのまま全く後続を寄せ付けず、2着に5馬身差をつけて圧勝しました。
今回は、その結果もあり1番人気に支持されます。
レースでは、逃げ馬を見る形で先行集団の外目に陣取り、折り合いを付けます。
2周目3コーナーで各馬が動き始めると、それと同時に上っていき、直線では2,3番手で入りました。
坂で先頭に立とうとしますが、外から来たワールドプレミアと併せる形になり、最後は振り切られて2着に惜敗しました。
クラシック時から素質の片鱗は見せていましたが、ここにきて長距離に専念することでそれが開花してきたように思われます。
中長距離ではワールドプレミアとの覇権争いという様相になりそうですが、能力的には拮抗しており、今後の戦いも楽しめるでしょう。
3着にはカレンブーケドールが入りました。
前走の日経賞では好位から直線で内ラチ沿いを上っていきますが前を捉え切れず2着に敗れました。
今回も好位からレースを進め、4コーナーでは早め先頭に立ちます。
ただ最後は1,2着馬に差され3着に敗れました。
この馬は勝ち切れないレースが続いていますが、未だに掲示板を外したことがなく、どのコースのどのレースでも堅実に走ります。
重賞、G1タイトルをいつか取ることを期待したいところです。