みやこステークス(GⅢ)2020年11月8日(日曜)阪神競馬場 ダート1800mの競馬レース結果見解
本日は「みやこステークス(GⅢ)」でのレース見解となります。
みやこステークス(GⅢ)2020年11月8日(日曜)阪神競馬場|出走馬
1.ワイドファラオ 福永 祐一
2.マグナレガーロ 浜中 俊
3.ナムラカメタロー 石川 裕紀人
4.テーオーエナジー 古川 吉洋
5.ベストタッチダウン 武 豊
6.クリンチャー 川田 将雅
7.ヒストリーメイカー 北村 友一
8.エイコーン 高倉 稜
9.スワーヴアラミス 藤岡 康太
10.エアアルマス 松山 弘平
みやこステークス(GⅢ)2020年11月8日(日曜)阪神競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 6番 クリンチャー
2着 7番 ヒストリーメイカー
3着 8番 エイコーン
単勝
6 340円 1番人気
複勝
6 130円 1番人気
7 220円 5番人気
8 730円 9番人気
枠連
6-7 1,070円 4番人気
ワイド
6-7 420円 4番人気
6-8 1,860円 23番人気
7-8 3,840円 33番人気
馬連
6-7 1,110円 5番人気
馬単
6-7 2,000円 7番人気
三連複
6-7-8 12,180円 43番人気
三連単
6-7-8 41,220円 153番人気
みやこステークス(GⅢ)2020年11月8日(日曜)阪神競馬場|レース内容
チャンピオンズカップ(GⅠ)が行われる暮れの中京競馬場に向けて、みやこステークス(GⅢ)がスタートしました。
揃いました。さぁ先行争いです、まず5番のベストタッチダウンが前の位置。
そして外から内にコースを取りながら10番エアアルマスが2番手、内から1番のワイドファラオが3番手の位置です。
間から6番のクリンチャーが伸びて単独3番手の位置に上がって行きました。
あとは最内に2番のマグナレガーロがいて、そしてその外に7番のヒストリーメイカー、各馬1コーナーをこれからカーブしていきます。
2コーナーへ入った所で5番のベストタッチダウンが先手を奪い切りました、2馬身のリードを取ります。2番手に10番のエアアルマスがつけています。
そして3番手内クビ差で1番のワイドファラオが3番手、そして外1馬身差で6番のクリンチャーが続いています。
内3/4馬身差で2番のマグナレガーロ、その2馬身後方ですが7番のヒストリーメイカーです。
そして外からは9番スワーヴアラミスがじわっと上昇を開始しようとしています。
その内3番ナムラカメタロー、間を突くように4番のテーオーエナジーは後方から2頭目、最後方は2馬身差で8番のエイコーンです。
各馬3コーナーをカーブ。残り800mを通過、スタートしての1000mは1分0秒5で通過しています。
5番のベストタッチダウンのペース、しかしリードがクビほどとなって10番エアアルマスが詰めて行きました。
ほぼ並び掛けます。残り600mを切りました。
そして6番クリンチャーは現在3番手、そしてその後に7番ヒストリーメイカー、あとは内2番のマグナレガーロです。
後方にいた4番のテーオーエナジーがじわっとスパートを開始。後方から5・6頭目まで上がってまいりました。やや1番のワイドファラオは後退。
第4コーナーからさぁ直線です。
10番エアアルマスが僅かに先頭か、今度は6番クリンチャーが先頭と替わりました。
早くも1馬身、2馬身とリードを取ります。
そして2番手の位置ですが10番エアアルマスが、外から7番ヒストリーメイカーが今2番手に上がって、前を行く6番クリンチャーを追っています。
前の争いですが6番クリンチャーが粘る、3馬身のリード。
2番手は7番のヒストリーメイカー。
6番クリンチャーが1着でゴールイン。
1着 クリンチャー(6番)
2着 ヒストリーメイカー(7番)
3着 エイコーン(8番)
みやこステークス(GⅢ)2020年11月8日(日曜)阪神競馬場|レース見解とポイント
みやこステークス(GⅢ)は2010年に創設された比較的新しい重賞ですが、トランセンド、エスポワールシチー、ローマンレジェンドなど、ダート界で一時代を築いた名馬達が勝ち馬として名を連ねています。
この一戦を制したのは1番人気のクリンチャーでした。
スタートでは行き脚がつきませんでしたが、おっつけながら進出し3番手をキープ。
3コーナー付近から徐々に進出を開始し、直線入口で早め先頭に立つと残り200mからは独壇場で、終わってみれば3馬身差の完勝。
ダート初勝利が2年9ヶ月ぶりの重賞勝利となりました。
一昨年に京都記念(GⅡ)勝利や天皇賞・春(GⅠ)3着と芝で活躍するも、以降は掲示板確保すらできず。
今年に入ってダートに転向すると0-4-1-1と常に安定した走りを披露していましたし、今回の復活勝利をきっかけに再び大舞台での活躍も期待できそうです。
2着には4番人気のヒストリーメイカーが入りました。
スタートはまずまずでしたが出たなりで進むと、勝ち馬を前に見る絶好の展開に。
3コーナー過ぎでも手応えは良く4コーナーでは先頭に並び掛ける勢いにも映りましたが、直線では勝ち馬に離されてしまい単独の2番手でゴールイン。
再転入後も安定した走りを見せ、4走前にはリステッド競走を制し近3走は連続して重賞で4着と悪くない内容を披露。
勝ち切れない部分は否めませんが、今回3着以下に4馬身差をつけた内容は評価に値し、相手次第では十分に重賞制覇も可能と言った印象です。
3着にはブービー人気のエイコーンが入り波乱を演出。
スタートをまずまず出ると、比較的前目の位置を取りに行く各馬を横目に最後方を追走する形に。
3コーナーでも進出せず4コーナー手前から一気に追い出しを開始すると、直線では大外から伸びて来ましたが前の2頭には及ばず、3着を確保するのが精一杯。
デビュー13戦目のダート転向初戦で念願の初勝利を挙げると、その9ヶ月後となる暮れには東京大賞典(GⅠ)で5着に好走するまでに。
今秋に入ってからは連続して重賞で3着と好内容を演じていることから、次走以降も注目が必要な一頭と言えるでしょう。