第23回 農林水産省賞典 中山グランドジャンプ(J・GⅠ)2021年4月17日(土曜)中山競馬場 芝4250mの競馬レース結果見解
本日は「第23回 農林水産省賞典 中山グランドジャンプ(J・GⅠ)」でのレース見解となります。
第23回 農林水産省賞典 中山グランドジャンプ(J・GⅠ)2021年4月17日(土曜)中山競馬場|出走馬
1 ヒロシゲセブン 高田 潤
2 ケンホファヴァルト 熊沢 重文
3 タガノエスプレッソ 植野 貴也
4 オジュウチョウサン 石神 深一
5 マイネルプロンプト 北沢 伸也
6 メイショウダッサイ 森 一馬
7 スマートアペックス 中村 将之
8 シンキングダンサー 五十嵐 雄祐
第23回 農林水産省賞典 中山グランドジャンプ(J・GⅠ)2021年4月17日(土曜)中山競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 6番 メイショウダッサイ
2着 2番 ケンホファヴァルト
3着 3番 タガノエスプレッソ
単勝
6 180円 1番人気
複勝
6 110円 1番人気
2 280円 4番人気
3 200円 3番人気
ワイド
2-6 350円 4番人気
3-6 230円 2番人気
2-3 850円 10番人気
馬連
2-6 1,400円 5番人気
馬単
6-2 1,560円 4番人気
3連複
2-3-6 1,730円 6番人気
3連単
6-2-3 4,810円 14番人気
第23回 農林水産省賞典 中山グランドジャンプ(J・GⅠ)2021年4月17日(土曜)中山競馬場|レース見解とポイント
中山グランドジャンプは、障害4歳以上オープンの定量戦で行われるレースです。
以前は中山大障害(春)として実施されていましたが、1999年より現在の名称で行われています。
過去10年では、1番人気が6勝、美浦所属馬が8勝、年齢では5歳から9歳までが勝ち星を挙げるなどしています。
ただし、全体の傾向というよりは、何よりもオジュウチョウサンの5連覇という偉業が光っていると言えます。
今年はメイショウダッサイがそんなオジュウチョウサンを破って優勝しました。
前走の阪神スプリングジャンプでは、3番手からレースを進めますが最終コーナーでは馬なりに先頭に並び、最後は2着に7馬身差をつけて圧勝しました。
今回は、前走までの連勝が評価され単勝1.8倍の1番人気に支持されました。
レースでは、逃げ争いから一歩引く形で3番手集団につけます。
道中は先頭が激しく入れ替わる形となりますが、何とか前と争わないように控えます。
最後の一周はオジュウチョウサンと並走しますが、残り800mからじわじわと上っていき、最終コーナーで先頭に並びます。
最終障害を越えると一気に加速し、最後は3馬身差をつけて優勝しました。
これでJG1を連勝となり、また真の障害王者となりました。
この馬も8歳で高齢馬ではありますが、この1年で一気に充実期を迎えたと言えます。
今後は王者としてマークされる立場になりますが、衰えがなければまだまだ活躍できるでしょう。
2着にはケンホファヴァルトが入りました。
前走の中山大障害では、メイショウダッサイの前を行く形で2番手につけ、直線では早目先頭に立ちました。
最後は地力の差で差し切られましたが、9番人気ながら2着に入りました。
今回は先頭集団から一歩引いた4,5番手からレースを進めます。
勝負所で他馬に合わせて動いていくと、内から外に進路を切り替えながら前に並びます。
直線でも勢いは十分でしたが、最後は伸びて2着に敗れました。
今回は休み明けでの直行となりましたが、本来この馬は叩き良化型なので調整が上手くいけば今後も人気馬に食い込んでくる力は十分にあるでしょう。
3着にはタガノエスプレッソが入りました。
前走の中山大障害では中団にポジションを確保し、直線で伸びて来て最後は3着に入りました。
今回は先頭争いに加わり、1,2番手を入れ替わりながら走ります。
34コーナーでは他馬の動きに合わせて追い出します。
直線に入ると後続に並び掛けられますが、最後はもう一伸びして3着に踏ん張りました。
この馬は平地重賞を勝った馬でもあり、平地力は他の馬よりあるので、それが活きるコースの方が合っているかもしれません。