本賞金、総賞金、収得賞金とは?
本賞金と総賞金と収得賞金は違います。
これらの違いは、その馬が出られるレース条件に関係しています。
500万以下、1000万以下、1600万以下と言われる条件レースで分けられているのは、収得賞金で分けられているのです。
馬のクラス分けは収得賞金をベースに行われ、一定の計算方法で算出されます。
一方、レースに出て5着までに入ると着順によって本賞金が付加され、この本賞金の合計が総賞金と呼ばれます。
(1着の賞金額が一番多くなります。)
収得賞金は重賞レースでは、1着か2着にならないと原則は加算されていかないので、馬の賞金を見るときは、獲得した総賞金よりも収得賞金を見ておくことがポイントなのです。
収得賞金が多ければ多いほど、過去に1着、2着が多いということなので、それだけ馬の実績がある、上位争いが多かったということがわかります。
よく、競馬で獲得総賞金は○○○○万円を突破などレースの実況、解説の人が言っていますが、あれは本賞金額の合計のことなので、実際の数字が大きくても、収得賞金で馬の賞金は見た方がより正確なのです。
馬の収得賞金はJRAの公式ホームページなどで見ることができます。
収得賞金と総賞金の関係は、コアな競馬ファンで無いと、かなり知らない人が多い情報なので、正確に馬に対する賞金を把握するためには、本賞金と収得賞金の違いを知っておき、賞金を見る際は、「収得賞金が大切」ということを、1つ覚えておくと良いですね。
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