安田記念(G1)2022年6月5日(日曜)東京競馬場 芝1600mの競馬レース結果見解
本日は「安田記念(G1)」でのレース見解となります。
安田記念(G1)2022年6月5日(日曜)東京競馬場|出走馬
1.カフェファラオ 福永祐一
2.ヴァンドギャルド 岩田望来
3.ロータスランド M.デムーロ
4.ダノンザキッド 川田将雅
5.ホウオウアマゾン 坂井瑠星
6.カラテ 菅原明良
7.ファインルージュ 武豊
8.イルーシヴパンサー 田辺裕信
9.シュネルマイスター C.ルメール
10.エアロロノア 幸英明
11.カテドラル 戸崎圭太
12.ダイアトニック 岩田康成
13.ソングライン 池添謙一
14.ソウルラッシュ 浜中俊
15.セリフォス 藤岡佑介
16.レシステンシア 横山武史
17.サリオス D.レーン
18.ナランフレグ 丸田恭介
安田記念(G1)2022年6月5日(日曜)東京競馬場|レース結果・払戻金
着順 馬番 馬名
1着 13番 ソングライン
2着 9番 シュネルマイスター
3着 17番 サリオス
単勝
13 820円 4番人気
複勝
13 260円 4番人気
9 210円 2番人気
17 520円 9番人気
枠連
5-7 720円 3番人気
ワイド
9-13 830円 5番人気
13-17 2,770円 34番人気
9-17 1,470円 17番人気
馬連
9-13 1,740円 5番人気
馬単
13-9 3,740円 8番人気
3連複
9-13-17 11,810円 34番人気
3連単
13-9-17 64,140円 189番人気
安田記念(G1)2022年6月5日(日曜)東京競馬場|レース見解とポイント
今年の安田記念で好発を切ったのは内枠のホウオウアマゾンでした。
ホウオウアマゾンの1Fにおけるラップを見てみます。
200m 12.2 (12.2)
400m 11.0 (23.2)
600m 11.5 (34.7)
800m 12.0 (46.7)
1000m 12.0 (58.7)
1200m 11.2 (1.09.9)
1400m 11.0 (1.20.9)
1600m 11.4 (1.32.3)
スタート3Fは各馬がそこそこにペースを引き上げテン3Fは34秒7で通過しています。4F目と5F目に中弛みが生じ、残りの3Fが急激に加速しています。
この3F地点で後ろで脚を溜めていた馬が末脚を炸裂していて、上位勢はいずれも差しや追い込み馬でした。
スロー展開なので本来であれば前の馬の方が好走しやすいですが、前半もペースが引きあがったうえ、道中の中弛み、そこから再び加速するといった緩急のあるレースだったので、ギアの上げ下げがよほど器用でないとうまく立ち回れません。
対して後続の馬は前半のスピード競馬も、中段の中弛みもあまり影響を受けず、ラスト3Fに特化できたので好走しやすかったでしょう。
また、連対したソングラインやシュネルマイスターは過去に東京の舞台で結果を残しているので、舞台適性も問われた一戦です。
今年の安田記念を総合的にまとめると、後続有利の舞台巧者が健闘しやすい一戦でした。
1着はソングラインです。
初重賞タイトルを見事安田記念の舞台で証明しました。
この馬は昨年のNHKマイルカップや富士ステークスを見ても直線の長い競馬場を得意としています。
しかも、右回りよりも左回りのほうが安定するのでG1タイトルを手にするのであれば東京であることは明白でした。
前走のヴィクトリアマイルは今回の安田記念と全く同じ舞台で行われたので陣営からしたらメイチで挑んでいます。
ところが、出遅れや躓きといった展開の不利があったために勝てませんでした。
ただ、逆に言うとヴィクトリアマイルでそこまで消耗していなかったからこそ中2週で挑んだ安田記念においてベストを尽くせたのかもしれません。
いずれにせよ、早め仕掛けでソングラインの末脚を信じた池添騎手の騎乗もよかったですし、ソングラインも悲願のG1制覇を成し遂げました。
おめでとうございます。