ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)の予想、レース見解、馬見解(2019年3月30日 土曜 中山競馬場11レース)
こんにちは、ディープです。
今日は、
「ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)」
の直前予想、馬分析をしていきます。
発走時刻は15時45分で、今日の土曜メインレースの1つです。
この日のメインレースで、土曜日の重賞レースでGⅢ以上はこのレースのみです。
ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)|予想、レース見解、馬短評
ここからが
「ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)の予想、レース見解、馬短評」
です。
1、ジョーストリクトリ 柴田善臣騎手(ジョッキー)
前走、東風ステークス1着でアストラエンブレムとの激闘を制した馬。前走は12番人気だが強さの片鱗を見せ付けた。最内枠の利を活かせるかが鍵。前走の走りの再現ができるともはや穴では無くなる。
2、フィアーノロマーノ 川田将雅騎手(ジョッキー)
前走、ファイナルステークス1着でヤマカツグレースに0.2秒差を付けた馬。4走前の春興ステークスも1着で1600万下では高確率で勝てる馬。まだキャリア10戦でGⅢは初出走。トータル3着内率はちょうど5割で好成績を残している馬。
3、マルターズアポジー 武士沢 友治騎手(ジョッキー)
前走はGⅡの中山記念出走で8着。基本的に近状は重賞レースのみで戦っていて、2017年はGⅢを2つ勝っている。近状成績は全盛期に劣るが、引退までにトップフォームを取り戻せるかが勝負所。
4、ドーヴァー 田辺裕信騎手(ジョッキー)
現在、ニューイヤーステークスと奥多摩ステークスと2連勝中の上がり馬。人気が高めでありながら圧倒的では無い上位人気で面白い馬。1600万下ではすでに勝ち癖が付いており、GⅢ以上の重賞初挑戦に期待がかかる。今からが旬の馬。
5、ギベオン 蛇名正義騎手(ジョッキー)
前走は金鯱賞(GⅡ)6着だが2走前は中日新聞杯(GⅢ)1着の馬。そして着目すべきは4走前のNHKマイル(GⅠ)2着(タイム的には実質1着と同等の価値)のレース。2走前、4走前が好走、1走前、3走前が凡走とサンドイッチで走るムラっ気の馬。まだ4歳なのでこれから安定感が出てくる感覚に期待。素質と実力のある馬。
6、ヒーズインラブ フィリップ(F)・ミナリク騎手(ジョッキー)
近状には目立った成績は無いが、2018年の3月、同レースで1着の去年の覇者馬。去年が重賞初勝利。そこからのレースは全て重賞レースに挑戦しており、各上との勝負に慣れている。今回は相手に1強がいないためチャンスでもある馬。人気とのバランスを見ておくことが重要。
7、ハクサンルドルフ 内田博幸騎手(ジョッキー)
近状の成績はふるわないが4走前はエプソムカップ(GⅢ)2着の馬。その後も重賞レースをメインに出走しており、GⅢで勝負できる馬。トータル3着内率は5割以上。あまりにも人気が無い場合もあり、突っ込んできた場合でも特に驚きは無い馬。
8、ダイワギャクニー 石橋脩騎手(ジョッキー)
去年の東京新聞杯で3着に入った馬。期待されていて人気高だが、微妙に人気を裏切ってしまっている馬でもある。まだGⅢでの入着は東京新聞杯のみだが、重賞の掲示板内(5着以内)は3回あり、惜しい馬。前走も3着の入着で、今回は石橋脩騎手との初コンビで出走。
9、ヤングマンパワー 戸崎圭太騎手(ジョッキー)
2016年、2017年、2018年にたくさん重賞に出走し、最近はかなり勝てなくなってしまった馬。全盛期は2016年の遠い昔。ポテンシャルはあったが、今は脚がついてこない印象。きっかけが無いと厳しい馬。名手、戸崎騎手での復活なるかという所。
10、ロードクエスト 三浦皇成騎手(ジョッキー)
過去2戦は阪急杯4着、東京新聞杯4着とGⅢ入着まであと一歩の馬。勝負できているが、もう一伸びが欲しい。今回の調教分でこの一伸びが出せるかが重要。レースを重ねて良くなってきている印象はある。2018年の10月に毎日スワンステークス(GⅡ)をミルコ(M)・デムーロ騎手で勝利している能力がある馬。
11、カツジ 松山弘平騎手(ジョッキー)
見所は2走前の洛陽ステークス3着と4走前のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)4着のレース。10戦で総賞金1億を超えている馬。もともと最初からグレードレースに出走しており、元の能力値は高かった。グレードを落としたレースでは良い勝負ができているので、ここから伸びていくかが重要。
12、プリモシーン 福永祐一騎手(ジョッキー)
3走前は関屋記念(GⅢ)1着の馬。過去6走は全て重賞レース(内、2回がGⅠ)で、GⅢ2賞の馬。能力の高さは証明済みで、今後も期待される4歳馬。毎回人気もそこそこ高く、中堅馬の一頭。父親は競馬界の名馬、ディープインパクト。しっかりと血統を受け継いでいる馬。
13、マイスタイル 横山典弘騎手(ジョッキー)
前走は小倉大賞典(GⅢ)10着だが、2走前のスポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)は2着、4走前の福島記念(GⅢ)も2着の馬。GⅢでは近状レースでも勝負できている馬。サンドイッチ気質(走ったり、走らなかったりということ)があり、走った時の伸びは普通に目を見張るものがある。人気を見ておくことが重要。
14、ダイアトニック 北村友一騎手(ジョッキー)
過去8戦中、7戦入着中で3着内率は8割7分越えの安定感ある馬。決してサボらず、毎レースベストを尽くしている印象。競り合いも強い。今回は重賞初挑戦だが、1000万以下、1600万以下と昇級戦も1つ1つ勝利してきている上がり馬。1600万以下は勝利、連対の常連馬で、4歳の上がり実績馬とも言える。
15、エイシンティンクル 和田竜二騎手(ジョッキー)
前走は京都牝馬ステークス(GⅢ)10着だが、その前の5走は全て3着以内に入っている馬。2走前の関屋記念(GⅢ)は3着で、非凡な才能を持つ馬。3着トータル内率は7割以上を誇る。牝馬であるため、若干の不利は否めないが、それでも斤量ハンデは53kgで、性別混合レースでも力は発揮できる馬。
16、キャプテンペリー 大野拓弥騎手(ジョッキー)
前走はニューイヤーステークス2着、2走前は市川ステークス1着(1600万以下)、4走前はロードカナロアメモリアル2着ともはや1600万以下レースでは実績もあるため、GⅢでの勝負は必然と言える。最大外枠が鍵で、大外一気ができればチャンスはある。現在、2連対中の準上がり馬。
ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)予想、レース見解
ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)の予想、レース見解です。
このレースでは、
「人気を見ておくこと」
が特に重要です。
何故かというと、
「力が拮抗している」
ため、こういったレースは最終人気(最終オッズ)もバラつく傾向があります。
そうなった時に、どの馬が来たとしても配当的に有利な馬券が買えておけば、トータル的にプラスにできるレースだからです。
こういった人気がバラつくレースは、1頭1頭の配当も高く付くケースが多く、ガチガチの本命馬がいないため、馬券の購入方法を工夫することで、配当馬券を手にできる確率が高いです。
(こういったレースでは買い目をいつもより少し多めに買っておくことが重要です。予想しにくいレースでありながら1頭1頭の単勝馬券配当が高めなレースは、馬を絞りつつ、買い目を少し広げることで、トータル的に的中率と配当率のバランスが取れたレースとなり、期待値が高いレースとなります。)
まとめると、予想そのものは難しい部類に入りますが、レースそのものの期待値は高いレースです。
(配当値がガチガチの本命以上で、中堅以上~3連単などは高配当になりやすいため)
レース見解としては、
「どの馬が来てもおかしくないレースの部類」
であり、
「本命~中堅~穴馬まで全ての馬にチャンスのあるレース」
と言えます。
しいて言えば、逃げ先行馬、差し追い込み馬がバランス良くいるレースなので、内枠の逃げ先行馬達が前に行けるか否かが重要で、これによってレース展開は変わります。
普通にスタートできればそこまで荒れる感じでも無く、中堅実力馬達の接線レースとなりそうですが、もともと本命に押せる馬が世間の人気もバラついていていないため、オーソドックスにまとまりそうです。
(オッズは高くなるかもしれませんが。高人気馬が上位に来たとしても、トータル的なオッズは低くなりすぎることは無いと思います。なので馬券が当たった際の配当は中配当~少し大きめになるケースが多いので、期待値は高いです。)
馬の名前をあげれば、フィアーノロマーノ、ドーヴァー、ギベオン、ダイアトニックはこの中では力のある馬で、ダイワギャグニー、プリモシーンは前年から期待されているこの世代の実績馬であり、ジョーストリクトリ、エイシンティンクル、キャプテンペリー、ヒーズインラブ、マルターズアポジーなどは世間では穴と言われながら鉄砲駆けも注意するべき馬です。
どの部分(このレースでの人気上位馬、実力中堅馬、まあまあな穴馬)を組み合わせていくかはこのレースでは好みの部分(中堅派、穴派がメインのレースです。ガチガチの本命派の人は圧倒的な本命馬はいないため、逆に見送るべきレースかもしれません)がありますが、
大事な点は、
「人気(オッズ)を見ておくこと」
で、どの馬が上位にきたとしても、世間から過小評価されている馬に馬券を買い続けていくことが、回収率をアップするシンプルな秘訣です。
このレースはこんな感じですので、見ておくべきポイント(今回は人気)を押さえ、本日のメインレースダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)を楽しんでいきましょう。