阪神大賞典(GⅡ) 予想、レース見解、馬見解(2019年3月17日 日曜 阪神競馬場11レース)
こんにちは、ディープです。
今日は、
「阪神大賞典(GⅡ)」
の直前予想、馬分析をしていきます。
発走時刻は15時35分で、今日の日曜メインレースの1つです。
力を持った馬達が集結しており、切磋琢磨した激しいレース展開が期待できます。
阪神大賞典(GⅡ)の予想、レース見解、馬短評
ここからが
「阪神大賞典(GⅡ)の予想、レース見解、馬短評」
です。
1、ロードヴァンドール
去年の1月、3月に日経新春杯(GⅡ)日経賞(GⅡ)は好走するも、レース間隔が空いてしまったチャレンジカップ(GⅢ)12着、今年の日経新春杯(GⅡ)は13着と大敗してしまった馬。
本来はGⅡを好走できる実力の持ち主なので、元に持っている地力を引き戻せるかが鍵。ただし、直近2レースは大敗中なので、好材料を見つけることが大切。横山典弘騎手(ジョッキー)の騎乗。
2、リッヂマン
前走は有馬記念(GⅠ)12着、ステイヤーズ(GⅡ)1着、丹頂ステークス(OP)1着の馬。
有馬記念はGⅠで、ステイヤーズはGⅡですから、GⅡを勝利する実力はある馬ということが言えます。前々走と3走前の勝利はまぐれではありません。また、実力を今回出る他の馬と比較しておくことが重要です。人気も合わせてみておきましょう。蛯名正義騎手(ジョッキー)の騎乗。
3、ケントオー
前走は京都記念(GⅡ)5着、日経新春杯(GⅡ)7着と何とか直近のGⅡは掲示板内(5着以内)に入った馬。
過去4走は大敗はせずとも上位にも入着せず、グレードレース苦戦の日々が続く7歳馬。グレードレースを主戦場としているが故の結果。幸英明騎手(ジョッキー)の騎乗。
4、ステイインシアトル
前走はアメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)8着、前々走は新潟大賞典(GⅢ)2着、3走前は函館記念(GⅢ)15着、4走前は鳴尾記念(GⅢ)1着というサンドイッチで上位に来ている面白い馬。
こういった馬はバクチ馬で、安定感よりムラっ気型(実力はあるが走るかは馬の気分でわからないイチカバチカの穴馬)と言える。人気とのバランスが鍵。浜中俊騎手(ジョッキー)の騎乗。
5、サイモンラムセス
前走は大阪城ステークス13着(オープン)、前々走は小倉大賞典3着(GⅢ)、3走前はチャレンジカップ8着(GⅢ)、アンドロメダステークス5着(オープン)の馬。
成績はピリっとしないが、小倉大賞典3着はGⅢならば入着できる可能性があった馬。GⅡ以上はまだ連対が無く厳しさは否めない。小牧太騎手(ジョッキー)の騎乗。
6、ソールインパクト
前走はダイヤモンドステークス4着(GⅢ)、海外2戦を挟み、4走前は目黒記念(GⅡ)5着の馬。
特に海外遠征があっても変わらず、ダイヤモンドステークスは2018年は3着、2019年は4着と成績に代わりばえは無し。ただ掲示板以内にどちらも来てる馬。魂のインパクトを残せるか。福永祐一騎手(ジョッキー)の騎乗。
7、カフジプリンス
前走は尼崎ステークス3着(オープン)、前々走は京都記念10着(GⅡ)、オールカマー13着(GⅡ)、新潟記念3着(GⅢ)の馬。
オープンとGⅢの成績が良い、GⅡが勝てない馬。GⅢで好走している場合、GⅡ以上も繰り返し挑戦することが大切。中谷雄太騎手(ジョッキー)の騎乗。
8、ヴォージュ
前走は万葉ステークス1着(オープン)、前々走はステイヤーズステークス11着(GⅡ)、アルゼンチン共和国杯7着(GⅡ)、丹頂ステークス7着(オープン)の馬。
万葉ステークス1着は見所有り。典型的なステイヤー馬で、超距離に強い。経験豊富な和田竜二騎手(ジョッキー)の騎乗。
9、アドマイヤエイカン
前走は万葉ステークス7着(オープン)だが、前々走がステイヤーズステークス2着(GⅡ)、古都ステークス1着(オープン)と今年1走崩れの去年2走好走した面白い馬。
長距離に適正が有り。岩田康誠騎手(ジョッキー)の騎乗。
10、シャケトラ
前走は今年のアメリカジョッキークラブカップ1着(GⅡ)、前々走は有馬記念6着(GⅠ)、ジャパンカップ11着(GⅠ)、天皇賞(秋)15着(GⅠ)というGⅡ、GⅠの常連馬。
GⅢに出走したことがなく、GⅡ以上のグレードレースで2017年以降は全て勝負している実績馬。GⅡを勝つ力、勝ちきる力が過去にあり、前走はフィエールマンとの死闘を制し1着。今回は戸崎圭太騎手(ジョッキー)の騎乗。
11、コルコバード
前走は愛知杯5着(GⅢ)、前々走はエリザベス女王杯8着(GⅠ)、3走前は丹頂ステークス2着(オープン)、4走前は湾岸ステークス1着(オープン)馬。
この馬にとって斤量54kgはハンデとは言えず、馬の実力の比較をあらためて見ることが大切。今回出ている他の馬との過去の成績もあり、丹頂ステークスでのリッジマンへのリベンヂなるか。ミルコ(M)・デムーロ騎手(ジョッキー)の騎乗。
阪神大賞典(GⅡ)予想、レース見解
阪神大賞典の予想、レース見解です。
レース見解を端的に述べると、
「過去成績が一定以上良い数頭による実力拮抗型のレース」
となり、
「配当そのものは大荒れしにくいレース(大荒れしないレース)」
と予想します。
本命決着~対抗~中堅決着位でイメージしておくと、このレースは掴みやすいです。
このレースは、
「生粋のステイヤー馬(長距離適正馬)」
が多く出走している傾向があり、同じ位の実力ならば距離万能型よりも、やはり長距離を主戦場としている競走馬に有利に働きます。3000メートルは果てしなく長く、スタミナが必要で、レースで差が大きく開くこともよくあります。
やはり長距離はコンディションも大切で、馬の実力+近状成績のチェックも欠かせません。
またこのレースは、
「過去に違うレースで対戦した同士の馬」
が出ているレースでもあります。
(たとえば、リッジマンとコルコバードは丹頂ステークスで去年の9月に札幌で対戦しています。リッジマン、ヴォージュ、アドマイヤエイカンも去年の12月のステイヤーズステークスで対戦しています。)
こういった過去にマッチアップしたデータがあると予想がしやすく、他の馬との比較もしやすいです。競馬は必ずしも同じ結果になるとは限りませんが、前のレースデータを分析することで、結果やレース展開をある程度予測していくことができます。
ここで特に、
「過去のマッチアップした馬同士で僅差の差の馬に人気の差が生まれているパターン」
はとても注意して見ておいた方が良く、特に、
「実力馬(成績がある程度良い馬、一定以上ある馬)」
は上位に来る確率が高い馬ですから、尚のこと、人気との比較が重要であるということです。
自分である程度の実力指数を付けることができたりもします。それがアナログの目でできなくても、マッチアップしたレースを分析すると、
「明確に馬の実力差がどの程度あるのか?」
ということがわかったりします。
また、競馬予想の上級者や経験者は、予想の感覚値でも実力の差と人気のバランスがわかる時が出てきます。このような視点で見ていくと、前の予想もしやすく、競馬において実力と人気の意味が少しずつわかってくると思います。
前予想としては短評に書いてある感じで、
- 「過去成績が安定しつつ、さらに上位実績のある馬」
- 「長距離戦(ステイヤー)が得意な馬」
- 「長距離戦関係なく、実力&実績がある馬」
をメインや軸に置き、共に上位に来る馬(1着~3着に来る馬)を予想していくと的中精度は高まります。
長距離馬が有利なことは事実ですが、この有利というのは長距離馬と距離万能馬が同じ能力値であった場合の話ですから、もともとの実力差がある場合、この長距離が得意というアドバンテージを差し引きながら能力を見ておくことが大事な点です。
長距離専門馬は有利でありながら、距離万能馬の実力と比較して見る、ということをこのレースでは覚え、最終的には距離適正と馬の能力と過去実績を総合して見ていきましょう。
これらのことを自分が活用している競馬商材で見ても良いですし、アナログの目で分析して答え合わせしてもOKです。
(馬の能力値や期待値が分析できる競馬商材などは、特にこういったレースとは相性が良いです。)
長距離型のGⅡ(3000メートル)で勝利する馬を見極め、阪神大賞典(GⅡ)を自分にとってのお宝レースへと変えていきましょう。