毎日杯(GⅢ)の予想、レース見解、馬見解|2019年3月23日(土曜)阪神競馬場11レース
こんにちは、ディープです。
本日は毎日杯(GⅢ)が開催されます。このレースは同日開催であるGⅡの日経賞と同様、面白い馬が揃っており、今後の期待ができる馬が数多く出走します。
毎日杯(GⅢ)出走馬の特徴と馬見解
毎日杯(GⅢ)で出走する馬を1頭1頭見ていくと、
1、ランスオブプラーナ 松山弘平騎手(ジョッキー)
前走のアルメリア賞は見所があり、1着の勝ち方が強い。まだ着外が無い。
2、ウーリリ 福永祐一騎手(ジョッキー)
新馬戦は16頭立てで新馬戦1番人気。ミッキーブリランテとの叩き合いを制した勝負根性のある3歳馬。まだ1戦だが勝率は100パーセント。今回も同ジョッキーとの組み合わせ。
3、ルモンド 川田将雅騎手(ジョッキー)
前走はつばき賞3着で入着した馬。ワールドプレミアには負けたが、見所は普通にある馬。人気もそこそこあり、穴馬とは言えない。
4、キングオブコージ 和田竜二騎手(ジョッキー)
前走でようやく未勝利戦を勝利したが、その前の未勝利戦の内容は良く、直近2戦連対中。前走は同じ未勝利馬のラシェーラに0.2秒差で勝利した馬。
5、ケイデンスコール 北村友一騎手(ジョッキー)
前走はGⅠ朝日杯フューチュリティステークス13着だが、前々走はGⅢの新潟2歳ステークス1着の実績馬。他の面子と比較してもひけは全然とっていない。
6、オールイズウェル 藤岡佑介騎手(ジョッキー)
前走は500万下レース2着で、サトノルークスに0.1秒差で惜しくも敗れる。だがキャリア4戦中、3戦連対中。
7、ダノンテイオー 岩田康誠騎手(ジョッキー)
前走は同じ未勝利馬のシャンタンエドゥーとの激闘を制し、1着になって未勝利を脱した馬。今年のレースで勝っている点も注目。
8、コパノマーティン 浜中俊騎手(ジョッキー)
前走はきさらぎ賞(GⅢ)6着で、負けは多いが1勝はしている馬。3着も1回あり、キャリア10戦中、1戦勝利、1戦入着(3着)している馬。キャリアの確率的には20パーセントの入着率。
9、アントリューズ 田辺裕信騎手(ジョッキー)
前走はシンザン記念(GⅢ)8着だが、前々走はベゴニア賞(500万以下)1着の馬。ベゴニア賞では戸崎騎手の騎乗でココフィーユに勝利。4戦中、2戦勝利中の勝率50パーセント中の馬。
10、セントウル 小牧太騎手(ジョッキー)
前走はアイビーステークス(オープン)6着。オープンレースであることを考えると、この馬の面子なら勝負はできる。3戦中、1戦勝利、1戦入着の入着率は6割超中の馬。
11、マイネルフラップ 吉田隼人騎手(ジョッキー)
前走はシンザン記念(GⅢ)2着、前々走は千両賞(500万以下)1着の確かな実績馬。重賞レースを含む直近レースで結果を残している注目馬。
12、アンタエウス 山田祥雄騎手(ジョッキー)
前走はスプリング力1着。これは地方成績で、JRA出走は初めての3歳馬。中央競馬の力は未知数でも、地方実績は8戦中、6戦1着、1戦2着、1戦3着の入着率100パーセントを誇っていた馬。
13、ヴァンドギャルド クリストフ(C)・ルメール騎手(ジョッキー)
前走はきさらぎ賞(GⅢ)4着、前々走はホープフルステークス(GⅠ)6着、3走前は東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ)3着という重賞レースに出走し、実績を残してきている馬。人気も高めで、ジョッキーもC.ルメール騎手という勝負の布陣。
というような感じになります。
2019年毎日杯(GⅢ)の予想、レース見解
この予想やレース見解を述べると、
「中堅馬以下、中堅馬以上が来ても不思議では無いレース」
と言えます。
もっと言い換えると、
「本命、対抗、穴馬が来たとしても特に驚きは無いレース」
と言えます。
3着以内(入着)ならどの馬も十分に射程圏内であり、組み合わせ馬券は面白い配当になる可能性が高く、ワイド、馬連、3連複、3連単などはかなり期待でき、複勝も一定以上の配当になる可能性が高く、2倍~3倍以上の複勝馬券が得られる可能性は高いです。
(複勝馬券で倍率が2倍~3倍以上になる馬券は最低でも50パーセント以上で3着以内に来る馬の確率なら期待値的に賭けてOKの馬券ですから、こういった馬券はこのレースでも出てくる可能性が高いです。)
今この記事を書いているのが金曜日の深夜ですので、レース当日~直前オッズを見ないとまだ人気は確定しませんから何とも言えませんが、微妙に今の時点でもオッズ(人気)が拮抗していたりけっこう変動していますので、良い馬がこういった優良オッズになる可能性はこのレースでは高いということです。
また、こういったレースになる傾向として、
「3歳限定レース」
ということが1つのポイントであると言えます。
3歳限定の重賞レースだと、まだ実績が固まっておらず、これからの馬が出走してくるケースが多いので、オッズ配当(人気)が微妙に上下し、強い馬やポテンシャルを秘めている馬の人気がけっこうな単勝倍率になっているケースがあります。
基本的なこういったレースで馬券を購入する考え方としては、
各馬の、
「単勝倍率」
を見ながら、
「その単勝倍率分のレースを繰り返した際、1着になる可能性がある回数」
を見ておき、レース前に期待値の算出をしていきます。
(例、たとえば、単勝倍率が2倍なら2回に1回以上、1着になる可能性があればOK。単勝倍率が3倍なら、3回に1回以上1着になる可能性があればOK…というように、各馬の期待値をシュミレートの値から算出していきます。この値は競馬商材や競馬ソフトなどからももっと詳細に算出できたりしますから、自分に合ったものを開拓してみましょう。)
この3歳限定のGⅢレースでの実績は、
「今後の重賞レース」
の実績データに活かしていくことができます。
そして、
「この世代馬の実力比較(現在のこの世代馬の優勢度、劣勢度)」
がわかり、今後のお試しレースとしても今の段階での実力がわかってくる貴重なレースでもあります。
今回のレースで予想もしつつ、このデータを今後のレースで活かしていくことも重要な点です。
(このレースで好走した馬をチェックしておき、次回のレースで同じような実力面子だった場合は上位チェックしておく等々)
3歳馬と古馬混合のレースなどでは、こういったデータが活かされ、基本は古馬有利ですが、3歳馬でも明らかに同世代で好走している馬は、3歳後半や4歳になった後、5歳以上の古馬と混合させても能力が高く、普通に勝つ馬もいます。
こういった馬を見抜く上でも、こういったレースを見ておくことは大切で、ポテンシャルがわかるレースですから、レース内容を見ておきながら、最後の直線で伸びた馬、上位の馬はチェックしておくべき馬ということです。
まだ3歳限定レースは実績が浅い分、人気がバラつく傾向がありますから、このレースで内容が良く、好走した馬は次のレースでも期待できるということです。これは統計データでも証明されており、競馬は過去の実績をベースに予想できる1種のリアルゲームでもありますから、3歳馬限定のレースは特に注目しておきましょう。
まとめると、
「ここで好走した馬は次のレースが楽しみである」
ということです。
(もちろん、好走した後の次のレースの面子次第ですが、次回も同じような実力の馬達が出走するレースではチャンスレースとなる、ということです。)
力が拮抗した同世代で1つ抜きん出た馬は、その世代馬のリーダー格となりえる馬ですから、このレースの予想に合わせて、こういった点でもチェックしておきましょう。